2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23520008
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
村上 祐子 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (80435502)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢田部 俊介 京都大学, 文学研究科, 非常勤講師 (70379337)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 論理学 / 哲学 / 哲学教育 |
Research Abstract |
分析哲学研究には論理学の知見の理解が不可欠である。当プロジェクトの主目的は哲学専攻学生・大学院生を対象とした論理学中級のカリキュラム・教材作成である。平成23年度には以下を行った。教材プロトタイプ作成:【授業実践】(1)村上祐子 東北大学文学部・文学研究科:科学哲学演習(夏学期) (2)矢田部俊介 京都大学文学部・文学研究科:「論理学(最小論理の自然演繹)」(基礎演習 I)(通年)【インタビュー調査】石黒英子・元・東京大学特任教授に哲学における論理的手法の教育における導入についてのインタビューを行い、書き起こしを行った。ワークショップ開催:【研究会】(1)公開研究会11/21(月)9:00-18:30星陵会館) 論理学および数学の哲学に関する研究会を開催し、参加者から論理学教育の意見を聴取した。(2)公開研究会(3/14(月)9:00-18:30星陵会館) 論理学および数学の哲学に関する研究会を開催し、参加者から論理学教育の意見を聴取した。5名の講演者(海外から日本に滞在している研究者2名を含む)を招き、講演・質疑応答とも英語で行った。国際学会等参加:【研究発表】(1)村上祐子 国内学会発表2、国際学会発表1、ワークショップ座長3 (2)矢田部俊介 論文3、国際学会発表5、国内学会発表4ウェブページ開設:以下URLにウェブサイトを開設した(日本語・英語)。 https://sites.google.com/site/rosute2011/
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
教材プロトタイプ作成:研究代表者・研究分担者それぞれが授業実践を行い、十分な成果を上げているとともに学生からのフィードバックを得ている。論理的内容についてはいずれも非古典論理を含めた上級の内容となっている。また哲学専攻学生の関心を引く内容のリストアップが進行している。ワークショップ開催:2011年度は2回の研究会を行うとともに、学会参加時においても、十分意見交換の機会を得ている。とくに、計画にはなかった日本在住の外国人研究者も交えて英語によるワークショップを3月に開催でき、大学院生の教育効果に関しても、論理学教育の側面においても、当初計画以上に進展している。国際学会等参加:国内外の学会等への出張により、調査および十分な成果発表を行っている。ウェブページ開設:日本語・英語でのウェブページを運営して研究成果の社会還元を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
教材作成:授業実践による学生からのフィードバックと研究者交流を通した意見聴取を行う。後者のために研究会を開催する。国際的視野の確保及び人材育成につながる教材内容・指導方法確立に向けて、大学院生と外国人研究者を参加者に含めるように努める。調査:哲学における論理学の使用に関して、インタビュー調査と文献調査を併用する。また、論理学の最先端研究についての調査を進めるとともに、可能であれば論理学教育の実地調査を行う。成果発表:2011年度に引き続き、国内外の学会・学術誌での成果発表を行う。ウェブページ運営:日本語・英語でのウェブページ運営により、研究成果の社会還元を継続する。ウェブアンケート項目を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
【備品:書籍およびインタビュー用機器等一式(ビデオ、ICレコーダ)10万円】基本的な研究に必要な備品については2011年度に大方は揃ったが、より円滑な研究実施のために備品を拡充する。特にインタビュー機器購入を計画している。また、文献調査に必要な書籍を購入する。【旅費:研究発表、インタビュー調査とその裏付けとなる現地調査、文献調査、研究会、研究打合せのために、海外旅費46万円、国内旅費20万円】成果発表および調査のために旅費支出を計画している。学会発表の用務先は投稿論文の採択に依存する。研究会・研究打合せは原則として国内(東京または関西)開催とする。【その他:会議費14万円、インタビュー書起し等雑役費30万円】2012年度も研究会2回以上とインタビュー実施を計画している。インタビュー補助・書起しについて雑役費を計上する。
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Research Products
(18 results)
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[Presentation] A Test-case Design Method based on Feature Trees2012
Author(s)
Do Thi Bich Ngoc, Kitamura Takashi, Ohsaki Hitoshi, Fang Ling and Yatabe Shunsuke
Organizer
Off the Beaten Track: Underrepresented Problems for Programming Language Researchers
Place of Presentation
heraton Society Hill Hotel, Philadelphia, USA
Year and Date
2012年1月28日
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