2014 Fiscal Year Research-status Report
イブン・スィーナー『治癒の書』に関する比較思想史的研究(2)
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23520097
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
小林 春夫 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70242229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 英海 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (20349228)
仁子 寿晴 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, その他 (10376519) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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Keywords | イブン・スィーナー / イスラーム哲学 / 形而上学 / 治癒の書 / バル・ヘブラエウス |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は研究会の開催、『治癒の書』訳註ほか、雑誌論文2点、著書7点、海外調査2件、口頭発表5件の実績を残した。 (1)研究会については、2014年11月22日(土)、午後2時~6時の間、『治癒の書』形而上学第4章の内容検討と訳註作業をおこなった。また今後の研究方法についての打ち合わせをおこなった。 (2)訳註の発表については、『イスラーム地域研究ジャーナル』Vol. 7(2015)、77~86頁に『治癒の書』形而上学(第1巻第4章)の訳註およびアラビア語語根索引を掲載した。 その他の業績の詳細については当該記入欄に記載のとおりであるが、海外での発表を含めて比較研究の成果を広く発信した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
訳註の進展が当初の計画より遅れている。その原因として、研究会の開催が1回にとどまったこと、研究活動の重点を成果発表に置いたことの2点が考えられる。ただし、研究を全体として見れば、成果発表は順調に進んでいると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は本研究の最終年度にあたるので、例年の活動に加えて、これまでの成果を総括すべく研究会ならびに成果の発表をおこなう。 ・例年の活動としては、ギリシア、シリア、イスラーム、ラテン語圏にかんして、また哲学史、科学史、宗教史なども視野に入れて『治癒の書』形而上学の成立と展開に関する研究を進める。学術雑誌等に訳註を発表する。海外調査と資料の収集に努める。 ・以上に加えて、これまでの研究を総括し、今後の展開を見すえた研究会を開催する。
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