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2013 Fiscal Year Annual Research Report

インタラクティブ映像メディア表現の構成学的研究

Research Project

Project/Area Number 23520144
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

本村 健太  岩手大学, 教育学部, 教授 (70281946)

Keywordsインタラクティブ / 映像メディア / バウハウス / ヒルシュフェルト=マック
Research Abstract

最終年度の研究成果として、大学美術教育学会の学会誌である『美術教育学研究』において、拙稿「インタラクティブ映像メディア表現の構成学的研究‐ルートヴィヒ・ヒルシュフェルト=マックによる「カラーライトプレイズ」の考察‐」を発表した。本稿では、インタラクティブ映像メディア表現に関する源流を探る試みとして、バウハウスの学生及び教員であったルートヴィヒ・ヒルシュフェルト=マックによる「カラーライトプレイズ」を中心とする考察を行った。その際に、次の三つの観点を課題とした。1. 近代におけるバウハウスの理念及び方法論に関する今日的な再評価、2. 日本において未だ知名度の低い造形家・造形教育家ヒルシュフェルト=マックについての評価、3. VJ(ヴィジュアル・ジョッキー)表現及び広くインタラクティブ映像メディア表現に関する源流や造形原理の考察。バウハウスにおいてヒルシュフェルト=マックの開発したカラーライトプレイズは、ライトアートの美術史上のみならず、装置としての「カラーミュージック」の系譜のなかでも捉えることができる。その考察を通して、今日的な表現にまで至る、芸術と技術の融合による総合芸術的なあり方を確認することができ、初期バウハウスの「プロジェクト」が現在においても有効であることの例証となった。
前年度までの成果は、「インタラクティブ映像メディア表現の構成学的研究」の基礎的段階として論文にまとめたが、その実践的な成果は、今年度に「イーハトーブ・バウハウスの実験」展(旧石井県令邸・盛岡市)の企画展を実施し、映像メディア作品や他者とのコラボレーションによる作品などを展示した。また、その記録はWebサイトとして公開している。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] インタラクティブ映像メディア表現の構成学的研究‐ルートヴィヒ・ヒルシュフェルト=マックによる「カラーライトプレイズ」の考察‐2014

    • Author(s)
      本村健太
    • Journal Title

      美術教育学研究

      Volume: 46 Pages: 269-276

    • Peer Reviewed
  • [Remarks] 「イーハトーブ・バウハウスの実験」展@旧石井県令邸(2013年)の記録(実践研究の成果)

    • URL

      http://www.art.iwate-u.ac.jp/drkenta/EBI/

URL: 

Published: 2015-05-28  

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