2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23520197
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
赤井 敏夫 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (00192873)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 国際情報交流 |
Research Abstract |
テルグ語映画を中心にDVDメディアで神話映画を収集し、それらに観察できる映像表現上の共通項を類型化した。平成23年8月18日~9月2日にかけてインド、シンガポールを訪問し、調査を行った。インドではカルナータカ州バンガロールでNithya Menonに、同州マイソールでPriyamaniにインタビューし、若手俳優の神話映画への意識を聞き取り調査した。また、しばしば野外撮影が行われるカルナータカ州マドゥケリとケーララ州パーラッカド、コーチンに取材し、ロケ地として採択される人文地理学的要因を調査した。シンガポールではインド人コミュニティの観客動態の調査を行った。神話映画の個別データ(タイトル、監督、主演、言語、リリース年)等を登録できるデータベースをウェブ上に構築し、平成24年度3月よりβ版として稼働中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現地調査によって新たな知見を得ることができ、またデータベースの稼働によって対象とする映画の分類が端緒に着いたことから、研究はおおむね順調に進展しているといえるが、当初計画からは以下の点において進捗が遅れている。(1)研究者、特にCentre for the Study of Culture and SocietyのS. V. Srinivasとの情報交換が行えていない。(2)現地儀礼の調査が未着手である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成23年度で着手できなかった研究者との情報交換、および現地における儀礼、殊にラーマーヤナの挿話を演劇化した村落カタカリの調査を、カルナータカ州バンガロールとケーララ州にて行う。神話映画メディアの収集を進展させ、データベースに入力することで、更に重要な共通項の確認に努める。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
現地調査用の旅費として400,000円を計上。平成24年12月に渡印予定。データベース入力を中心とする人件費として200,000円を計上。
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Research Products
(3 results)