2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23520283
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
浜名 恵美 筑波大学, 人文社会系, 教授 (20149355)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 弘幸 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00302901)
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Keywords | 世界シェイクスピア上演 / 異文化理解 / 上演研究 / パフォーマンス / 文化交流 / ディジタル・アーカイブ / 国際情報交換 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
浜名は、8月にロンドンに出張し、グローブ座の演目を中心として、シェイクスピア作品の上演の実地調査を行った。また8月下旬には富山県の利賀で開催された演劇祭に出張し、演劇をとおした異文化理解教育の可能性に関する実地調査を行った。 平成24年度の実施状況報告書の9.研究実績の概要に記載したように、本研究が目指していた国際セミナー開催は、平成24年9月の日本政府の尖閣列島国有化宣言により、平成24年10月に予定されていた北京における鈴木忠志演出の日中共同公演『リア王』が延期されるという全く想定外の事態により、平成26年度以降に延期せざるをえなくなった。しかし、浜名は、日本における国際セミナー開催と比べて遜色のない国際的活躍を行うことができた。 浜名は、平成25年10月に開催された日本シェイクスピア学会(開催校:鹿児島大学)に出張し、学会運営委員会から平成26年度のシェイクピア祭の特別講演を依頼された。 浜名は、平成25年12月にインドのコルカタとラクナウで開催された二つの国際会議に招聘され、コルカタでは口頭発表(平成26年度、インドの学術誌に掲載予定)、ラクナウでは、開会スピーチとワークショップ(東インド・シェイクスピア協会会長アミタヴァ・ロイ会長、カリフォルニア大学アーヴァイン演劇学部のブライアン・レノルズ教授、浜名)を行った。 近藤は、日本シェイクスピア協会運営委員として、国際的にも高く評価されている英語の学会誌Shakespeare Studiesの劇評分野等の委員として活動し、浜名はperformance editorとして相互に協力し、世界シェイクスピアをとおした異文化理解教育の研究を促進した。また、近藤は、明治時代のシェイクスピアの受容・翻訳・改作研究を推進し、日本におけるシェイクスピアをとおして異文化理解教育の解明に努めた。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] Keynote Speech
Author(s)
HAMANA Emi
Organizer
International Conference on Literature, Language and Communication: An Essential Trident
Place of Presentation
Amity University (Lucknow, India)
Invited
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