2012 Fiscal Year Research-status Report
ホロコーストの生存者の日記、回想と作品 ー 子供と青少年を中心に
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23520387
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
F・V・U Dobra 山口大学, 大学教育機構, 教授 (30403645)
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Keywords | ドイツ / チェコ / ハンガリー |
Research Abstract |
2012年の秋に私は再びヨーロッパに行き、テレージエンシュタットのゲットーといろいろな博物館、プラハのユダヤ博物館、ブダペス トのホロコースト博物館を訪れた。 続いて私はライプチヒに滞在し、エフライム・カーレバッハ財団、学校の博物館、市立博物館を通して、過去の克服のための多く の新しい出版物や、回想録や日記の情報を得た。私はヘルガ・ヴァイ ソファ・ホシコワの日記とパヴェル・ヴァイナーの日記を研究に含 ませたい。これらの出版物に基づいて私はライプチヒの88歳の女性と、1939 年からロンドンで生活し始めた彼女のかつての同級生の間にコンタクトを取らせることができた。しかしながら両人は旅行するには齢を取りすぎていて、残念ながらお互いに招しあうことはできな かった。今もライプチヒに住んでいる女性は、彼女のかつての同級 生はホロコーストで死んだものと70年来考えていたが、この女性が今も生きていることに喜びを感じながらも、他方では罪の意識を感じていた。彼女はこの女性に再会したいと考えている。フランクフルトのゲーテ大学のフリッツ・バウアー研究所では、 私がまだ知らなかった公刊された回想録や日記を見ることができた。2012年の秋に得た資料を通して、それまでのプランではこのような形では言及されなかった別のアスペクトを得ることができた。この視点はユダヤ人の子供や若者のたどった運命の紹介から生ずべき結論、すなわち当時および現在の非ユダヤ人の態度にとっても重要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インタビューしたいユダヤ人を見つけましたが、三人だけしか受けてもらえず他の方はホロコーストの思い出が痛いので話したくなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
続いて私はライプチヒに滞在し、エフライム・カーレバッハ財団、学校の博物館、市立博物館を通して、過去の克服のための多くの新しい出版物や、回想録や日記の情報を得た。私はヘルガ・ワイソファ・ホスコワの日記とパヴェル・ヴァイナーの日記を研究に含ませたい。これらの出版物に基づいて私はライプチヒの88歳の女性と、1939年からロンドンで生活し始めた彼女のかつての同級生の間にコンタ クトを取らせることができた。しかしながら両人は旅行するには齢を取りすぎていて、残念ながらお互いに招待しあうことはできなかった。今もライプチヒに住んでいる女性は、彼女のかつての同級生はホロコーストで死んだものと70年来考えていたが、この 女性が今も生きていることに喜びを感じながらも、他方では罪の意識を感じていた。彼女はこの女性に再会したいと考えている。またその女性と手紙によるインタビューしたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
24年度の未使用額と25年度の請求額は旅費(門司、東京、フランクフルト、ライプティヒ、ベルリン、プラハとブタペスト)、図書に使用予定である。
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Research Products
(1 results)