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2013 Fiscal Year Annual Research Report

メディアの若者言説に対する批判的メタファー分析

Research Project

Project/Area Number 23520452
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

山田 義裕  北海道大学, 大学院メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (40200761)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 景山 弘幸  札幌大学, 女子短期大学部, 教授 (30258751)
Keywordsコミュニケーション / ツーリズム / メタファー
Research Abstract

平成25年度における本研究の進捗状況について、文献調査等に基づく理論研究の側面とメディアの言説分析などの経験的側面の二つに分けて述べる。
文献調査に基づく研究としては、研究分担者と手分けをして二つのことを行った。一つは、Conceptual Metaphorに関する最新の動向を踏まえ、特にメタファー研究の言説分析への応用可能性について探った。もう一つは、前年度に引き続き、現代の若者の他者関係の質的変化やコミュニケーション様式の変容について考察した。本年度は特に、若者の観光行動にフォーカスして、彼らの行動とそれについてのメディア言説を比較検討した。具体的には、東日本大震災後の若者の行動について、ボランティア・ツーリズムやダーク・ツーリズム等のツーリズム研究の観点から考察を深めた。また、ほとんど宗教的信仰心をもたない若者たちが「聖地」を訪れる社会現象(聖地巡礼ツーリズム)に注目し、現代の若者の「聖地巡礼」行動の動機が宗教的なものから「匿名の他者」との交流へと変化している可能性について考察した。上記のように現代の若者の行動をツーリズムの観点から考察し、その研究の成果として「拡張現実の時代のコミュニケーションとツーリズムの新たな可能性」(『観光創造研究』Vol.9)をまとめた。
また、若者言説のデータベース化とその分析については、最近の若者の行動とメディアの言説の乖離が大きいと思われる「コミュニケーション」と「ツーリズム」をキーワードに考察を行った。
研究成果の公開については、北海道大学公開講座「現代の『聖地巡礼』考」において、「人は今、なぜ「聖地」へ向かうのか」という演題で講演し、当研究の成果の一部を社会に向けて公開した。

  • Research Products

    (3 results)

All 2013

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 拡張現実の時代のコミュニケーションとツーリズムの新たな可能性2013

    • Author(s)
      山田義裕
    • Journal Title

      観光創造研究

      Volume: No.9 Pages: 1-10

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 批判的メタファー分析のための予備研究ー複合メタファーと遂行的メタファー2013

    • Author(s)
      景山弘幸
    • Journal Title

      札幌大学総合論叢

      Volume: 36 Pages: 123-139

  • [Presentation] 人は今、なぜ「聖地」へ向かうのか―場所の消費の新たな形態としての聖地巡礼ツーリズム2013

    • Author(s)
      山田義裕
    • Organizer
      公開講座「現代の『聖地巡礼』考―人はなぜ聖地を目指すのか」
    • Place of Presentation
      北海道大学(札幌)
    • Year and Date
      20131216-20131216

URL: 

Published: 2015-05-28  

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