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2013 Fiscal Year Research-status Report

バイリンガル教育研究成果の実践適用に関する言語政策的研究

Research Project

Project/Area Number 23520506
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

塚原 信行  京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (20405153)

Keywordsバイリンガル教育 / 言語政策 / 移民 / 多言語対話型アセスメント / 外国人
Research Abstract

研究対象地域における公立小学校教員および地域学習支援活動関係者を主要な対象とし、平成23年度に「OBC/B-DRA実践ワークショップ」を実施した。本年度はワークショップ経験者を対象に、初年度セミナーで得られた知見の活用状況を確認することを主目的として、フォローアップセミナーを開催した(2014年2月)。フォローアップセミナーでは、初年度セミナーで得られたバイリンガル教育に関する知見を現場で実践適用するにあたっての困難や悩みについて、小グループで話し合う場を設けた。この場で共有された困難や悩みの分析から、バイリンガル教育に関する知見の実践適用を阻害する要因をより具体的に探索した。また、フォローアップセミナー参加者以外に対しては、調査票による追跡調査(パイロット)を実施し、状況の経年変化情報を収集している。調査活動を通じて確認されてきたことの1つは、多言語環境に育つ児童の言語能力について、総体的な質的評価を実施する多言語対話型アセスメントの評価者は、このアセスメントの基本的考え方や技術的側面について教授する比較的規模の大きな30人程度のセミナーだけでなく、その後も定期的に小グループでの親密な環境における、情報や経験の共有機会を必要としているということである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

従来からの紙ベースの調査票による調査を実施する予定だったが、携帯情報通信機器の急速な普及に伴い、コンピュータあるいはスマートフォンによる回答を希望する調査対象者が増加した。回収率を上げるためにも、こうした要望に応えることとし、より適した方法について、あらためて検討の上で実施することとしたため。

Strategy for Future Research Activity

ウェブベースの調査票調査を実施し、これまでに実施した調査(ラテンアメリカ図書展や「外国語活動」内での多言語活動における聞き取り等)の結果とあわせて、本課題に関する最終的な総括を実施する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

25年度に紙媒体による郵送アンケート調査を実施予定であったが、対象者の多くがPC入力による回答を希望したため、ウェブフォームによるアンケートに変更し、郵送費用およびアンケート調査結果入力委託費用が未使用となった。また、23年度に実施した研修会のフォローアップセミナーを25年度に開催したが、著作権の関係からカラー資料については文部科学省の提供を受けることができ、予定していた印刷費用も未使用となった。
次年度にフォローアップセミナーおよびアンケート調査を追加実施しつつ、さらにデータ収集を図ることとし、未使用額はその経費に充当することとしたい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Book (1 results)

  • [Book] 多言語社会日本 その現状と課題(共著)2013

    • Author(s)
      多言語化現象研究会(編)
    • Total Pages
      294(担当ページ226-228)
    • Publisher
      三元社

URL: 

Published: 2015-05-28  

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