2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23520535
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
東 照二 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (50368023)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 言語学 / 社会言語学 / 日本語学 / 政治学 |
Research Abstract |
メタファー分析の手法を用いて、戦後政治の中に見られる政治家たちの言語使用の変遷を、通時的に明らかにすることを目的とする。特に、歴代の首相の言語使用に焦点をあて、『力』と『仲間意識』という二つの概念で、どのように政治の民主化が芽生え、発展してきたのか、あるいは発展途上にあるのかを考察する。具体的に、過去の文献研究を主に試みながら、国会議事録、さらに実際の演説を録画資料をもとに検証した。特に、過去5年間のテープ録画を綿密に検証し、今年度の研究へとつなげることになった。さらに海外の文献、資料も考察した。この結果、上記二つの概念に有効性が見られることが確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
文献調査、資料収集、さらに録音、録画資料の収集、その分析など、おおむね、当初の予定どうり進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究結果を、学会に発表する、そしてそこからのフィードバックをもとに本研究を強化していきたいと考えている。具体的な学会名は、ポルトガルで行われる国際政治、コミュニケーション学会(9月)で、論題、アブストラクト、ともに採用され、口頭発表されることになっている。主に、理論面でのさらなる発展強化を推進したいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
海外発表のための経費、録音資料の整理、分析補助のための経費、国内での政治家へのインタビューのための経費、文献収集のための経費などを予定している。
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Research Products
(2 results)