2012 Fiscal Year Research-status Report
早期日英バイリンガルの14年間縦断データのナラティブ分析研究
Project/Area Number |
23520536
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
田浦 アマンダ 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (60388642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田浦 秀幸 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
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Keywords | バイリンガリズム / ナラティブ / 縦断研究 / 第1言語としてのバイリンガリズム |
Research Abstract |
日英バイリンガル2人(一方は5歳8ヶ月~21歳2ヶ月で他方は9歳11ヶ月~24歳10ヶ月まで)から収集した縦断ストーリーテリングデータを2年に1つの割合で抽出し、ナラティブ分析と言語正確さ分析を行った。物語の設定部分と8プロット及び登場人物の感情表現に関するナラティブ分析の結果、両被験者ともに年齢とともにプロットは、英語モノリンガルやアルファベット言語間のバイリンガル対象先行研究同様、全て言及されるようになった。しかし、物語の面白さや深みを出す感情表現は年齢よりも個人差が大きい事も判明した。正確さ分析では、両バイリンガルとも15,6年間にわたり93%・96%以上の正解率であり、特に最終の2年間はMyers-Scottonによる4種類の形態素全てにおいて99%以上の正解率を示していた。今後は質的な部分の発達段階を見る予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の国際学会発表により得た知見より分析項目を倍化させたが、40データの分析を2被験者に対して出来たので概ね順調と言える。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は更に40データ(2被験者からそれぞれ20データ)をナラティブと言語正確さ・語彙・流暢さ側面から分析を行う。完了次第、3年間のデータ分析をまとめ上げて論文化する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
6月にシンガポールで開催される第9回国際バイリンガリズムシンポジウムで平成24年度の研究成果を報告し、専門家よりフィードバックを得て、最終報告内容に反映させる。この学会参加費と旅費、及びナラティブ・言語学下分析謝金費用に研究費を充当する計画である。
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Research Products
(5 results)