2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23520537
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
尾鼻 靖子 関西学院大学, 理工学部, 教授 (60362141)
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Keywords | 言語学と社会心理学の接点 / ポライトネスの新視点 |
Research Abstract |
25年度は、データの処理、分析がほぼ終わった後(2~3月ごろ)海外協力者とともに共同発表を2本、ロンドン大学主催のTeaching & Learning (Im)Politenessというテーマの学会で発表を行った(7月8-10日)。 Obana & Haugh: Politeness as the implementation of roles - The application of Symbolic Interactionists' Role Theory Haugh & Obana: Soliciting, politeness and interactional roles. また、この学会日時の前後2日間、執筆する論文について詳細にわたって相談をした。1本は代表者がfirst authorであり、もう1本は協力者がfirst authorとして執筆することに同意をし、論文の構成及び論点についてお互いが了承するまで話し合い、決定をした。しかしながら、その後海外協力者の家庭事情により、8月末から1月中旬まで、共同研究ができなくなり、協力者が復帰するまでの間は、データの見直し(将来の単著についての考察)および代表者が請け負う論文の項目について執筆し始めた。その後、協力者が復帰して、3月末までに二人で2本論文を仕上げ、それぞれDiscourse ProcessesとText & TalkというInternational Journalsに提出した。現在はその結果待ちである。 海外協力者が復帰するまでの4か月間、代表者は会話データから別のテーマを考慮し、それについて参考文献にあたり、現在執筆中である。また平成26年7月のPolitenessについての学会でそれを発表する予定である。また、9月初めには招へい講演をブカレストで行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
やや遅れているとしたのは、海外協力者との連絡が4か月途絶え、その間共著論文が進まなかったからである。論文は3本を目指していたが、2本提出となった。3本目は今考慮中で、執筆には26年度の10月ごろまでかかると見込んでいる。ただし、これはあくまで申請書に記載した目的の達成度という観点から判断した評価である。連絡が途絶えていた間、代表者は別の論文を単著で考慮し、それに関するデータ分析および参考図書の閲読、論文の構成まで考え、現在執筆にとりかかっている。これは申請書には記載されていない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度は、25年度に仕上げるつもりであった3本目の共著の執筆を終え、journalに提出する。また上記で述べたように、単著で執筆を始めた論文も仕上げるつもりである。それが終了次第、7月の学会(イギリス)で発表予定の論文の執筆に取り掛かる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
25年度の8月末から1月中旬まで、海外協力者の家庭的事情により共同研究を一時中断したため、当該研究目的のための参考資料購入や通信費など未使用のままとなった。 海外協力者の図書購入、および通信費。 執筆した論文の校正。代表者の学会発表(7月予定)の旅費、学会費。
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Research Products
(5 results)