2014 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔チューター参加による少人数グループ化日本語授業の有効性に関する研究
Project/Area Number |
23520634
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
大塚 薫 高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 准教授 (30372733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 翠芳 高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 教授 (00341628)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 遠隔教育 / チューター / グループワーク / 日本語授業 / 有効性 / 参加型授業 / 協働 / 双方向型授業 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、遠隔地(海外)にいる日本語学習者に対して、インターネットを通じて会話及び作文教育を多様な方法で実施し、その効果を検証し教育現場での直接的な応用を研究するものである。 本年度は、4年計画の最終年度であるため、日韓中3ヶ国を結んだ「遠隔協働日本語授業」の形態で日本・韓国・中国における日本語学習者を対象として対面並びに遠隔授業を実施するとともに、論文及び現在までの研究をまとめた成果報告書の作成を進めた。 遠隔授業では、日本の高知大学の留学生対象「アカデミック日本語」、韓国の明知大学校3年次対象の「コミュニケーション日本語」、中国の安徽大学3年次対象の「比較文化論」の授業をネットで繋ぎ、日本語教育関連以外の産官学の専門家による主題別講義形式の授業を構築した。そして、最終授業時には、遠隔授業方法に関して学習者にアンケート調査を実施した。その授業分析結果をもとに、韓国の国際学術発表大会で発表を行い、研究者間の議論を深め、さらなる研究の発展につながった。 また、昨年度実施した授業に関する学会発表をオーストラリアの国際研究大会で行い、研究者間の意見交換を通して、研究内容を周知するとともに研究に関するさらなる知見を得ることができた。発表の内容は、日中間で実施した遠隔授業において多様な授業方法に関する形態を樹立したものである。 さらに、本研究に関する著書、論文、発表等の資料をまとめた成果報告書を作成し、研究協力者や研究者に配布し、貴重なご意見やアドバイスをいただいた。
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Research Products
(5 results)