2013 Fiscal Year Annual Research Report
コーパスに基づいたコロケーション習得のためのeラーニング教材の開発と実践研究
Project/Area Number |
23520638
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
坂井 美恵子 大分大学, 国際教育研究センター, 准教授 (60288868)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金森 由美 大分大学, 国際教育研究センター, 講師 (80264323)
中溝 朋子 山口大学, 留学生センター, 准教授 (70305217)
大岩 幸太郎 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (90223726)
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Keywords | e-learning教材 / 日本語学習 / コロケーション / コーパス / モバイル端末用教材 / Web教材 |
Research Abstract |
1.コロケーション抽出プログラムを利用し、日本語能力試験3級と4級の名詞とコロケーションを抽出し、問題作成と例文作成を行うと同時に、1、2級の問題もさらに充実させ、教材の拡充を図った。また、従来グループ別に出題していたWeb教材の出題方式に多様性を持たせるため、すべての問題をランダムに出題するコースを新たに追加し、学習者のニーズに合わせた学習ができるようにした。 2.本システムの管理者以外の大学の学習者なども自由に教材を利用できるように、携帯端末用アプリケーションとして新たにシステムを開発する予定にしていたが、予算が不足することが判明した。そこで、これまで管理者が学習者情報を入力して使用を許可していたログイン方式について、IDとパスワードを自動発行する方式に変更し、学習者自らが登録し学習を開始できるシステムとした。このことにより、一般の学習者も広く本システムを使用することが可能となった。 3.試行の結果、教員が学習者の学習状況を把握しにくいという問題点が浮かび上がった。そこで、学習履歴抽出画面を追加し、該当年度・クラスの学習履歴を抽出できるようにした。さらに、クラス全員のポイント一覧と学習進度状況を学習履歴に追加し、教員がクラス内の学習者の学習状況を把握できるようにした。その結果、本教材を授業の一環として利用しやすくなった。 4.学習者の意見を反映し、データベースに問題文の訳を追加し、学習者が誤答した際に訳が表示されるようにした。また、学習結果表示が分かりにくいという指摘を受け、結果表示画面の修正を行った。その他バグの修正など、問題点の発見と修正を引き続き行った。 5.再度試行を行い、学習効果の検証を行い、研究成果についてまとめ学会発表を行った。また、『最新ICTを利用した私の外国語授業』(2014)に、本研究で開発したWeb教材とモバイル端末用教材についての論文が採択された。
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Research Products
(14 results)