2014 Fiscal Year Annual Research Report
ジェンダーの視点から日本語教科書を再考する:社会変化を反映した教科書開発
Project/Area Number |
23520642
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Research Institution | The University of Kitakyushu |
Principal Investigator |
水本 光美 北九州市立大学, 基盤教育センター, 教授 (80326462)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 日本語教科書 / ジェンダー / 女ことば / 日本女性像 / 性別役割 / 教科書開発 / 国際情報交換 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究4年目前半は、前年度に未完であった以下のデータ分析を実施した。 1.前年度までに分析し終えなかった日本語試験(平成21年と22年の日本語能力試験問題計4冊、および平成24年と25年の日本留学試験計4冊)における女性文末詞使用状況の分析 2.試験対策本の聴解部分(平成24年、25年の計8冊)における女性文末詞使用状況の分析 また、自然会話において女性文末詞を使用しない若い世代が主張度の高い文脈において実際にはどのような表現を用いるかに関する文末詞分析を実施し、その研究結果(若い女性も若い同世代の男性が用いる文末詞と同じ表現を用いるということを定量的分析した結果)を国際シンポジウムで発表した。 研究後半は、同テーマによる今までの研究成果をまとめ、単著学術書「ジェンダーからみた日本語教科書:日本女性像の昨日・今日・明日」の執筆に専念し、3月に出版した。
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Research Products
(2 results)