2011 Fiscal Year Research-status Report
海外のメディア情報との比較分析を通じた新たな情報リテラシーと文化間理解力の涵養
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23520657
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
KRAUSEONO MARGIT 室蘭工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70400059)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | メディアリテラシー / コミュニケーション |
Research Abstract |
平成23年度における研究への取り組みは、提出した研究計画にもあるように、データとしていずれもプライムタイムに放送され、一定のクオリティーレベルにあるとともに広く支持され、信頼感を持って受け止められているニュース番組(ニュース7(日)・CBSニュース(米)・BBCニュース(英)・Tagesschau20(独)・LE20H(仏)という5ヶ国のニュース番組)を収集し、その中から選択したものを各国の協力者の助力を得て文字化(現在も継続中)するということが主たるものであった。 当初は各国に協力者を捜し、録画を依頼することを考えたが、実際にニュース番組の収集に取り組んでみると、毎日録画を強いられる協力者の精神的負担や録画データの遣り取り等、新たな問題が浮かび上がってきた。その解決・補完方法を探していて辿り着いたのが、インターネットを通じたニュース配信によるデータ収集である。とは言ってもそれで全てが解決したわけではなかった。一口にニュース配信と言っても、過去4年に遡ってインターネットで視聴・ダウンロードが無料で可能なところから、国内のみ、有料かつ期限付き、放送後の提出には全く応じないものなど、ニュース番組を巡り放送局間には大きな差異があったのである。それは、端的に言ってニュース番組の著作権に関する各国(或いは各放送局)の考え方の相違から生み出されたものである。本格的分析に取り組むのは今年度からであるが、ニュースとは何か、そしてそれは誰に属するものなのか、ニュースに関する新たな視点を与えられた出来事であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要にも記した通り、平成23年度に予定していた資料の収集・選択そしてその文字化が順調に進展したからである。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は、前年度同様データ収集(ニュース録画)に努めながら世界的事件に留意しつつこれまで選択・文字化を終えた資料の本格的な分析に入る。提出した研究計画に記したクライテリアに基づいて収集データの国別の分析を進め、一定の成果が得られるような段階に達したら5カ国の比較検討を行い、その研究成果をSIETARやIESJで発表する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度は、引き続きデータ収集とその文字化を進めながら、収集データの本格的分析・比較検討に入り、そこで得られた一定の成果を国内外の学会で発表することを予定しているため、備品費約15万円、打ち合わせも含めた旅費63万円、文字起こし・翻訳等の謝金等55万円を見込んでいる。翌平成25年度は、分析を終えてそれを論文化し、最終的な形で発表を行うため、旅費62万円、謝金等25万円、印刷費等30万円を見込んでいる。
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