2011 Fiscal Year Research-status Report
Learning Center Needs Analysis
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23520664
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
VYE Stacey 埼玉大学, 英語教育開発センター, 助教 (50513868)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 英語力 / 学習者の自律 / 自主学習 / 協力 / IELTS / 自発的な学習 / 動機づけ / 必要性の分析 |
Research Abstract |
この現在進行中の研究は、2学期に渡り埼玉大学の英語なんでも相談室(ERC)において21名の大学生が自律的言語学習の実践を通じてどれだけの英語力を習得することができたかを明らかにするものである。データ収集方法は、毎週行われるセミナーの観察記録、録音およびオンライン調査による。さらに、研究前後のIELTSテストのデータを比較することによって彼らの英語力を測定し、啓発的評価により関連づけを行うことで、学生が英語を学ぶために何を行っているかを明らかにする。また、2度目のIELTSテストの開始後の2012年8月から、いかなる自律的言語学習が有益であるかを評価する。本研究の具体的な成果は、第一に21名の参加者のうち20名において英語での留学経験や、目標言語での留学準備が顕著に見られたことである。この顕著さは、一般的なERCの出席者の集団から著しく異なる。彼らとは反対に、参加者のうち7名は海外で英語教育を受けた経験があり、4名は現在海外で勉強中であり(留学生として)、9名は2012年秋に留学予定である。1名だけが海外での英語学習経験がなく、またその意志もない。第二に圧倒的に、参加者は毎週のセミナーの時間を英語のスピーキング/リスニングスキルの練習機会と考えており、英語のリーディング/ライティング力をつける場とは考えていなかった。この研究データにおける両発見の意義は、現在分析中である。現在進行中の研究に加え、2011年および2012年に、研究の構想および初期の結果を詳述した2本の論文を執筆した。一方は国際的な審査を受け発表され、もう一方は、日本語でのインタビューに基づくものである。下記に記すリンクにインタビューの一部が特集されている。さらに、2011年には国際的な学会で2本の発表を行った。2012年には少なくとも2つの会議で発表を行い、さらに、本研究に関する論文の発表を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2011年度の補助金交付の遅れに伴い、研究準備は2011年6月から10月に開始した。その内容は文献の見直し、研究構想のさらなる計画、2011年10月から開始した1年間に渡る研究に参加するボランティア学生の募集である。異なる学年度の2学期分の統計が必要なことから、人数の減少に備え20名ではなく26名の参加者を集めた。そのうち21名が2012年の前期も継続して研究に参加している。 2011年10月、2カ国語の同意書を用いて参加者の許可を得て、参加者を研究に組み入れた。さらに、IELTSテストへの効果的な申込方法に関してガイダンスを行った。そして、2011年11月26日には、埼玉大学において研究前のIELTSテストが開始された。テストに引き続き、2011年11月29日から各週1回、2012年2月の後期の最終週まで、参加者には5回の90分のセッションへの可能な限りの出席が求められた。11月の最初のセッションでは、各参加者は自己反映インタビューレポートの録音を行った。これは学生の英語学習について、答えを導く質問を出して行われたもので、彼らの学習歴、現在の計画、および今後の目標に関する啓発的評価の一環として行われた。2回目のセッションからは、参加者はスケジュールの合うセッションに主として1回出席した。参加者は、同じ90分のセッションに出ている他の参加者とともに、英語力向上のために効果的と考えられる方法を準備し、それに従って行動した。 さらに、研究の問題点についても解決に向けて取り組んでいる。研究後のIELTSテストの日程調整は完了しており、研究における発見に関する出版物は順調に作成が進んでいる。最後に、出版機会とそれに関連する締め切りに関しては、EFLやTESOLについて、有力学術誌への研究の提出が行われた。これには、二つの国際学会における研究構想の発表が含まれる。
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Strategy for Future Research Activity |
2012年会計年度の研究計画および方法は下記のとおりである。本レポートの項目11にも述べられているが、研究者は2012年の前期である現在、各週4回の90分のセッションを21名の参加者とともに行っている。これは7月末まで毎週続く予定である。これらのセッションでは、参加者は主として各週スケジュールに合ったセッションに1回出席する。参加者は他の参加者とともに、英語力向上のために効果的であると考えられる方法を準備し、それに従って行動する。その間、観察記録がつけられ、自主学習者の学習パターンの証拠が、独学およびグループ単位での学習の両面からさらに集められた。さらに、学生は終了後のインタビューの録音と、本研究における学習経験と本研究への参加についての調査を受ける予定である。毎週のセミナーおよびIELTSテストに関係する、現在の出典および情報源について文献をさらに見直した結果に関して、再評価を分析中である。また、日本に関係する自律言語学習について現在調査中である。 研究後のIELTSテスト開始後となる2012年8月から、研究前後のIELTSテストのスコアおよび習熟度を評価するスコアが計測される予定である。これは、学生の英語力の変化を評価することを目的としている。さらに、研究前後のテストと学生の学習時間、彼らが参加した練習、そしてその練習が実際に自律的であったかについて、相関関係の発見が試みられる予定である。 最後に、出版機会とそれに関連する締め切りについて言及するが、出版を目的とする、EFL、TESOLおよび言語教育における自律分野における有力学術誌への研究の提出については現在進行中である。現在のところ、2つの研究が国際学会に採用されている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
補助金の見積額に関しては、ニュージーランド・ウェリントンでの「Independent Learning Association Conference 2012(自主学習会議2012): Autonomy in a Networked World(ネットワーク化された世界における自律)」における発表にかかる費用に備え、2011年会計年度から総額127,355円が留保されている。この額に加え、出席するために必要な資金のおよそ半分をまかなうため、2012年の補助金の割り当て分から追加で150,000円を使用するつもりである。さらに、日本の浜松での全国語学教育学会による「JALT 2012: Making a Difference(影響を与える)」における国際会議費用には100,000円程度使用するつもりである。資金の大部分は参加者の研究後のIELTSテストの受験料で、ほぼ550,000円である。最後に、余剰の資金は言語に関連した学会の会費および当該分野の関連出版物に充てる予定である。
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