2013 Fiscal Year Annual Research Report
EFLライティングにおける記述フィードバックの研究
Project/Area Number |
23520673
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大年 順子 岡山大学, その他部局等, 准教授 (10411266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 義隆 宇都宮大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (70389774)
HEFFERNAN NEIL 愛媛大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (40524690)
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Keywords | EFLライティング / フィードバック |
Research Abstract |
英語ライティングにおいて,教員が学生の草稿へ記述コメントをつける,“フィードバック”と呼ばれる指導法は,学習者の最終原稿の質的向上のために大変重要な役割を果たすと考えられている。英語学習者にとって,ライティングは最も孤立した学習になりがちであるが,教員が学習過程にフィードバックという形で介入することで相互のコミュニケーションが生まれ,学習者は言語能力の発達だけでなく,社会的な関わりの中で自発的な発信能力を育成することも期待される。本研究は,教員による学習者のライティングに対する記述フィードバックが,学習者のライティング力にどのような影響を及ぼすかを検証するものである。 最終年度は,オンラインライティング練習ツールであるCriterionを使用し,自主学習として学習者に課題を課し(1)教員からのフィードバック有りと(2)教員からのフィードバック無しの2つのグループでライティング作品の成果を検証・分析を行った。さらに,オンラインライティング学習ツールを使用する際の留意点も結果から提言し,とくに「レトリック」面での教員からのフィードバックが重要である点が確認された。その結果を『Comparing the pedagogical benefits of Criterionand human raters in EFL writing: Are they interchangeable?』としてすでに論文にまとめ国際誌に送付しており,現在審査を待っている状態である。
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