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2011 Fiscal Year Research-status Report

ソーシャルプレースにおける英語習得についての研究

Research Project

Project/Area Number 23520674
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

マーリー ギャロルド  岡山大学, 言語教育センター, 准教授 (40307244)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) フジシマ ナオミ  岡山大学, 言語教育センター, 准教授 (90437567)
宇塚 万里子  岡山大学, 言語教育センター, 准教授 (40601381)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2015-03-31
Keywordsソーシャルラーニングプレース / 英語教育 / 英語習得 / 語学学習 / social semiotics / affordances
Research Abstract

今年度(2011年6月から2012年2月まで)に集めたデータを集計・分析することにより、ソーシャルラーニングプレース(イングリッシュ・カフェ)での学生の言語習得における考察の申請時に設定していた、研究目的や実施計画に沿って、初年度の研究考察を無事終了することができた。さらに、平成24年度以降に向けて次のようなさらなる研究課題が生まれている。1、ソーシャルラーニングプレースにおける、言語習得を可能とするアフォーダンス(affordances)は何か。またはそれはどのように学生達の言語習得に貢献しているか。2、Which practices contribute to the emergence and support the development of a community of learners and possible communities of practice (Lave & Wenger, 1991)?(コミュニティの一員としての学習者あるいはコミュニティー内の活動を発達させたり、それをサポートするためには、その場所でのどのような活動が貢献しているか、宇塚訳)。これらの新たな研究課題とこれまでの成果は、昨年8月、国際学会において発表された。また、今後、国際学会誌に於いて出版される予定である。この成果を元に、perspective of social semiotics and the semiotics of place(社会的なサインや場所を特徴づけるサインの分析)についても考察を進めていく予定でさる。そして、それについては、平成24年夏、国際学会で発表する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

データ集計・初期分析その他、プロジェクトの進行は計画通りである。データ分析の結果を受けて、ソーシャルラーニングプレースにおける語学学習を可能とする機会とコミュニティの中での言語習得行動に貢献するプラクティスについて考察を深めた。これについては、平成23年8月、国際学会にで発表し、国際学会誌に於いても発表される予定である。ターゲット参加学生に対する言語習得における意識調査、学習習慣アンケート、ソーシャルラーニングプレースにおける活動についてのインタビュー、観察レポート、オブザーバーやソーシャルラーニングプレースに深くかかわっている大学教員のインタビューなど膨大なデータを収集。これらのインタビューやオブザーブレポートに関しては、段階的内容分析・考察を行いさらなる研究課題を確立した。また、それらの第一段階データを元に、ターゲット学生の二回目のインタビューを施行し、さらに、ソーシャルプレースを利用する全学生(日本人学生、留学生)対象のソーシャルラーニングプレースとおのおの活動、あるいは語学習得に関するアンケートを作成し、さらなる考察を重ねている。さらに、TOEICテストの施行、ターゲット学生のスコアデータの収集、数量的分析も行った。

Strategy for Future Research Activity

平成24年度も、ターゲット学生とのインタビュー、意識調査、観察レポート、オブザーバーレポートなど引き続きデータを収集・分析を行う。昨年の研究を通して、"the value of exploring the learning environment from the perspective of social semiotics"(ソーシャルサインとしての観点からみた学びの環境についての価値)についての可能性を追求していくという新たな課題が生まれた。それはすなわち、言語学習者と場所(イングリッシュ・カフェなどのソーシャルラーニングプレース)との関係やその意義、またそれが語学学習にどのような影響を与えるか、について考察を深める予定である。さらに、参加学生達の言語上達の度合いや外国語学習者としての成長の可能性などについて、記録を取っていく予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成23年度に引き続き、研究費は学会など発表のための旅費、参加学生の英語力の上達具合を分析するための一材料となるTOEIC受験料、オブザベーションを担当する学生研究補助の謝金やインタビューのトランスクラバー費用などの人件費(技術補佐費用)などに充てられる予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013 2011

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Social learning spaces: Affordances in a community of learners.2013

    • Author(s)
      Garold Murray & Naomi Fujishima,
    • Journal Title

      Chinese Journal of Applied Linguistics.

      Volume: - Pages: 掲載確定

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] Social learning spaces: Affordances in a community of learners2011

    • Author(s)
      Garold Murray & Naomi Fujishima,
    • Organizer
      16th World Congress of the International Association of Applied Linguistics
    • Place of Presentation
      北京、中国
    • Year and Date
      2011年8月24日

URL: 

Published: 2013-07-10  

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