2013 Fiscal Year Annual Research Report
模擬国連交渉プロセスにおける会話表現分析とコーパスデータベースの構築
Project/Area Number |
23520687
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
ZENUK西出 Lori 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (30453145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立木 ドナ 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (80347517)
ソープ トッド 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (00460676)
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Keywords | 交渉(ネゴシエーション) / 模擬国連 / コーパス / 会話分析 |
Research Abstract |
2011年にELT教材の交渉を分析するために作成した枠組みと基準をもとに、文科省認定で最も人気の高い10種類の中学・高校2年生向け英語教科書の分析を完了した。データに関して相互の格付けを行い、その信用性と有効性を高めるよう努めた。 2.会議や授業を含めた数多くの場で、我々のコーパスに関する模擬国連の交渉データ収集を継続し、我々の学生の一部も参加した4つの国際模擬国連会議のコーカス部会でビデオ録画と録音を行った。さらに授業(西出とソープが神戸市外大と近畿大学で4月~7月、西出が筑波大学で10月~11月に実施)での疑似模擬国連の交渉セッションからデータを集めた。特筆すべきは、データのトランスクリプトと会議での交渉の観察で得たデータが、我々のカリキュラムの向上に役だったことである。また、模擬国連に関する教育を、京都外国語大学では複数の大学の客員教員に対し、筑波大学と同志社大学では学生に対し、行った。西出は東京の国連大学で日本模擬国連の学生に対するアドバイザーでもあり、ニューヨークでの模擬国連会議に参加する準備を手助けした。3.データを交渉に使われる4つの言語コーパスに構築し、トランスクリプションのプロセスと会話分析を行うにあたっての観点を得るために、複数の研究者と会った。 4&5.視聴覚データに集中したセグメントのトランスクリプトを会話・ディスコース分析に関するF・エリクソンのシステムを用いつつ継続した。 西出、立木、ソープはそれぞれ、オーストラリア、アメリカ、イタリア、日本での会議で本研究をもとに発表を行った。
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