2013 Fiscal Year Annual Research Report
世界遺産観光英語のe-learningブレンド学習用教材の開発と授業効果の分析
Project/Area Number |
23520690
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Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
山内 ひさ子 長崎県立大学, 国際情報学部, 教授 (70200582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 まり子 久留米工業大学, 工学部, 准教授 (20269046)
河又 貴洋 長崎県立大学, 国際情報学部, 准教授 (40316170)
ヘンスリー ジョール 長崎県立大学, 国際情報学部, 講師 (40573382)
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Keywords | e-learmomg / CALL / ESP / 世界遺産観光英語 / ブレンド学習 |
Research Abstract |
この研究の目的はESP(English for Specific Purposes:目的・職業別英語)理論に基づき、世界遺産観光英語のマルチメディアCALL教材開発と従来の紙ベースの教材とを組み合わせたブレンド学習、及びインターネット上の情報の利用のブレンド学習による効果的授業法を確立することである。大学教育に求められている「専門教育を学ぶために必要な語学力」に対応した英語教育の内容であり、また、ESP教育は「キャリアガイダンス」につながるものでもある。CALL教材と紙ベースの教材の両方の教材を開発し、CALL教材を用いたe-learningと紙ベースの教材を用いたface-to-face授業のブレンド学習が、片方のみの教材を用いたより、学習の定着が大きいことを実証しようとした。 本研究の代表者と分担研究者はこの3年間に国内外の十数カ所の世界遺産を回り、教材作成のための資料収集と、写真撮影、ビデオ撮影を行った。例えば、国内では、白川郷と五箇山、日光、広島の原爆ドーム、宮島、京都、奈良の寺社などである。国外では、イギリス、イタリア、インド、韓国、ブラジルの世界遺産を回った。そこで収集した資料と写真、ビデオを用いて、まず、教材の下となる長文スクリプトを作成し、それをもとに、語彙教材、文章作成教材、読解(CALL教材の場合はリスニング教材)を作成した。CALL教材はマルチメディア教材とするために、音声を教材画面にから聞けるようにした。CALL教材のシステムは最初はQAWAIIという小田作成のCAIシステムを利用したが、汎用性のあるCAIシステムであるMoodleに変えたため、作成した教材を移し替えるのに手間を取り、実際の授業に利用する機会が不足する結果となった。 学習教材はまだ作成中であり、この研究期間は終了したものの、今後も継続して教材開発を行い、ブレンド学習の授業実践を行い、より正確なブレンド学習成果の検証を行う予定である。
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