2012 Fiscal Year Research-status Report
地域の国際化に貢献する栄養士養成のためのESP:ニーズ分析と教材開発
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23520736
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Research Institution | Nakamura Gakuen University Junior College |
Principal Investigator |
津田 晶子 中村学園大学短期大学部, 食物栄養学科, 講師 (30462089)
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Keywords | 英語 / 外国語教育 / 教授法 / ESP / カリキュラム開発 / 教材開発 |
Research Abstract |
平成24年度の研究実績は下記のとおりである。1. 平成23年度に実施した、全国の大学、短期大学、専門学校の栄養系学部を対象とした英語カリキュラムに関する質問紙調査「 栄養士・管理栄養士養成校における英語教育の実態調査」について、調査結果を分析し、成果報告書(日本語)としてまとめ、全国の研究対象校200校に配布した。 2. 国際栄養士会議(International Confederation of Dietetic Association、於シドニー)にフィールド調査を目的に参加し、日本人の栄養学研究者の英語ポスタープレゼンテーションの参与観察および情報収集をし、帰国後、栄養士を対象にフォローアップインタビューを実施した。その結果を分析し、ESPIS Newsletter, December 2012号にて、“ENGLISH FOR SPECIFIC PURPOSES FOR INTERNATIONAL CONVENTIONS: VOICES FROM JAPANESE FIRST-TIME PRESENTERS”として成果発表した。(英語) 3. 1.の研究成果をTESOL2013にて“ESP courses and Materials for Interculturally-minded Dietitians: Issues and Challenges”として成果発表した。(英語) 4. 2.で収集した英語素材をもとに、教材開発を実施した。(継続中)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
ニーズ分析の成果報告のまとめ、国際栄養士会議における参与観察および教材収集、TESOL大会における研究概要の成果報告の3つについて、全国の栄養士教育に携わる専門教員や英語教員、事務職員より協力を得られたため、「教材開発の継続」「成果物の公開」の両方について、進捗状況は良好である。
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Strategy for Future Research Activity |
1.ニーズ分析の結果に合致するよう、これまでに収集したリソースを教材化する手段を検討する。また、教材化に当たっては、日本の専門部門(調理部門、栄養学部門)の研究協力者だけでなく、新たに英国レディング大学の農学部、栄養学部の研究者に協力を求めることを検討している。また、可能であれば、あわせて、英国の栄養士によるカウンセリングのフィールド調査も実施し、教材に反映する。 2.栄養士向けのESP教材・カリキュラム開発については、米国、英国、イタリアのESP・LSPの研究者とも意見交換をする。 3.ESPおよびLSPに関する国際誌や学会で発表をし、成果物の公開をするとともに、情報を収集する。 4.日本の栄養英語教育で使用できるよう、研究成果を教材化する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は、栄養英語の教材(レアリア)収集、および、成果発表(国内、国外の学会発表、国際誌への投稿)、教材開発(英文校正)のために研究費を使用する予定である。
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Research Products
(3 results)