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2013 Fiscal Year Annual Research Report

沖縄県北部地域における字文書の保存状況と字誌への活用方法に関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 23520824
Research InstitutionMeio University

Principal Investigator

中村 誠司  名桜大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (30279426)

Keywords沖縄 / 北部地域 / 今帰仁村 / 字文書 / 字誌 / 地域史 / 市町村史 / 研究方法論
Research Abstract

詳細調査対象字の今帰仁村兼次については、1957~77年の「公文綴・発送文綴=簿冊」文書の資料化(資料カード+一覧DB作成)を終え、計1885件の文書を12冊のファイルに仕上げた。これにより、この間の文書情報を一定の内容で総覧することができる。基礎資料として、「兼次住民登録実態調査(1972年10月12日)」「兼次における電化生活用品の普及状況(1972年5月)」などを翻字・整理した。
北部地域全字調査は、「公文簿冊」「議事録」を中心に郵送確認調査を実施したが、回収率は1割弱で不発に終わった。簡単に構えたのがいけなかった。北部地域全体は把握できないが、比較検討資料として、国頭村奥、大宜味村饒波、名護市旭川が有効であり、同様の資料化と比較検討を将来取り組みたい。
戦後字文書は、地域史料が極めて乏しい沖縄・北部地域において、すぐれてローカルな情報であるが、行政調査は市町村~県に共通するもので、聞書きと合わせるなら戦後地域社会生活史を実感的に理解できる。字誌・市町村史での活用は未開拓の課題だが、取り組まれてよい。ただ、本調査研究で経験したように、字文書資料の整理は膨大な作業量を要する。本研究成果・データが、その作業の目安として活用できるようにしたい。
兼次の字誌づくりは、予定する先輩方が高齢なことと、字内での事業化が困難なため、直近に着手できないが、筆者は本調査研究をふまえて、“兼次誌編集スタッフ”として資料を整理・提供しつつ“聞書き”記録作業に進む計画である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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