2013 Fiscal Year Annual Research Report
旧東欧の新興民主諸国における民主制の型―執行権と議会、与党と野党の関係の比較分析
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23530142
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| Research Institution | Meiji Gakuin University |
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Principal Investigator |
中田 瑞穂 明治学院大学, 国際学部, 教授 (70386506)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤嶋 亮 神奈川大学, 法学部, その他 (70554583)
成廣 孝 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (90335571)
網谷 龍介 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (40251433)
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| Keywords | 民主制 / 執行権と議会 / 政党制 / 新興民主主義国 / 東中欧 |
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| Research Abstract |
今年度は最終年度として、学会を中心に共同研究の成果発表を行った。2013年6月の比較政治学会では、自由企画として「政党というビジネス―中・東欧における政党の可塑性と固定性」というパネルを立て、本共同研究の研究代表者と研究分担者が共同執筆した論文を報告した。成廣と中田は「東中欧における新党：政党システム、連合政権への影響を中心に」、藤嶋と成廣は「政党間競合と有権者の選好分布：ルーマニアとブルガリアの事例」を報告し、東・中欧の政党間関係と議会のあり方、政権との関係を位置づけた。中田と成廣は、さらに、詳細な分析の上で、"New Parties' Effects on the Instability of Coalition Governments in East-Central Europe"と題するペーパーを執筆し、2013年9月、フランス、ボルドーで行われたECPRの大会で報告した。また、共著『ヨーロッパのデモクラシー（改訂第二版）』でも今回の共同研究の成果を発表した。
さらに、研究完成のための、文献・資料・データ収集にもつとめ、ドイツとルーマニアの質的分析に関しては、現地調査を実施し、入手困難な文献の購入・複写、文書館の未公開資料の探索、政党関係者へのインタビューなどを実施した。研究代表者は今年度は、昨年度の現地調査結果の分析を中心に行った。研究分担者の藤嶋はルーマニアで政党関係者に広くインタヴューを実施し、議会における政党の活動及び、半大統領制の下における大統領と政党の関係についての調査を行った。研究分担者の網谷は、ドイツの政党資料室を中心に資料収集を行った。研究分担者の成廣は、東・中欧地域の選挙、政党、議会関係のデータの解析を行った。
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