2011 Fiscal Year Research-status Report
域外国のASEAN関与とアジア地域主義の運用規範の変容
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23530193
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
大庭 三枝 東京理科大学, 工学部, 准教授 (70313210)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | ASEAN / 地域主義 / 国際規範 / 東南アジア / 東アジア / アジア太平洋 / 日本 / アメリカ |
Research Abstract |
初年度である平成23年度は、日本国内における、ASEAN政策及びASEANを中心とするアジアにおける地域協力に関与していた政策担当者らへのインタビューを進めつつ、報道資料や既存研究等の二次資料の収集を行い、かつそれらを元に、寝票データや自行データの整備を開始すること、また次年度のアメリカ及びオーストラリアにおける本格的なインタビュー作業に向けて、両国に関する予備調査と予備インタビューを行うことを目的としていた。 実際に平成23年度において実行したのは以下の作業である。まず、外務省及び経済産業省の担当部局のスタッフあるいは元スタッフにインタビューを行い、日本のASEAN関与についての情報を得た。具体的には、2011年7月時点で外務省地域政策課長(当時)の藤山美典氏、また地域政策課長(現職)の伊従氏、経済産業省元地域連携課長の三田氏等に協力をいただいた。また、朝日新聞、日経新聞、Straits Times, International Herald Tribune、New Straits Times, Bangkok Post等の新聞などの報道データの集積に努めた。また、ASEANおよびアジアにおける地域主義に関する関連書籍、また国際規範及びその変容に関する関連書籍の収集を行った。そして、これらの集めた資料をもとに、年表データや事項データの整備を開始した。 今年度は、アメリカ及びオーストラリアにおける予備調査および予備インタビューを行うことが出来なかったため、平成24年度にその作業を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
学外の兼職に関して、平成23年度は、不測の事態により当初の予定よりも非常に多忙を極め、当該プロジェクトへの関与のエフォートを最初に想定していたよりも下げざるを得なかった。よって、日本国内におけるインタビュー数も当初予定よりも抑えねばならず、またアメリカとオーストラリアへの予備調査には赴くことが出来なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も、研究計画の進め方の手順については大きな変更は行わない。平成23年度で予定していたのにもかかわらず実行できなかった海外出張等の作業についても、当初想定した手順通りに、平成24年度から進めていくことにする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度は、現在の二次資料及び報道資料収集、年表データ作成を進めると共に、平成23年度に予定していたアメリカ、オーストラリアへのインタビューを優先して行う。さらに、平成24年度に予定していたジャカルタを初めとする東南アジア出張も予定している。
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Research Products
(2 results)