2011 Fiscal Year Research-status Report
近代日本のグローバル化と都市間交流の基礎的研究~国際港都横浜とアメリカ
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23530200
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Research Institution | Ferris University |
Principal Investigator |
大西 比呂志 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (70201978)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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Keywords | 横浜 / アメリカ合衆国 / 国際交流 / 都市 / グローバリゼーション |
Research Abstract |
アメリカと横浜との国際交流史研究のため2011年7月から2012年3月までの8か月間、横浜関係者が比較的多数居住し、また日本研究も盛んであるアメリカ西海岸において調査した。 主な調査先は以下の通り。 機関として、UCLA East Asian Library, Youg Rresearch Library, Hammer Museum, Japanese American National Museum, San Diego History Center, Go For Broke Education Center, University of California at Berkley the Bancroft Library, Torrance Museum and Archives, Los Angeles Public Library, Lon Beach Public Libraryなど、個人として、Roger Dingman,Hallam Shorrock、Eunice Noda. Sato,Jacob Shapiro,Keneth Suzuki , Ken Akune, Hitoshi Sameshima, Yukio Mochizuki, Don Oka Chikara, Mary Karasawa , Richard Ruggieri, Norden, Russellにインタビューした。 またこの間に横浜へのミッションを多く送り出したHope College(ミシガン州ホランド)を二度訪問し(2011年9月12日~18日、2012年1月9日~21日)、A.C. Van Rattle Instituteの客員研究者として滞在し、the Joint Archives of Hollandにおいて所蔵される日本ミッションおよび横浜関係資料の調査にあたった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当該年度は、本務校において1年間の特別研修休暇を得られたため、アメリカ合衆国において長期滞在して研究活動を実施できたため、カリフォルニア州を中心として多くの公的機関、個人への調査活動を実施することができ、翌年度に予定していた調査先の前倒しの実施など、当初の計画以上に進展した。そのため収集済みの資料の整理、分析が十分達成できず持ち越した場合があること、あらたに重要な調査先の発見もあり、今後の研究計画において再検討して効果的に実施する必要が生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
横浜とアメリカの政府レベルおよび民間レベルの国際交流史について調査研究を進展させる。具体的には、昨年度成果をあげたカリフォルニア州、ミシガン州での調査継続、補充調査に加え、ワシントンDCおよびメリーランド州に所在するアメリカ国立公文書館(本館、新館)において、アメリカ政府レベルの都市関交流政策の基本資料の調査・収集を実施する。また。今年度接触した横浜のインタナショナル・スクールの同窓会組織(ロサンゼルスおよびハワイに幹事在住)と連携して、過去に横浜に在住したアメリカ人の追跡調査を行う。あわせて国内で、これまでのアメリカ調査と関連した資料の所蔵機関、個人への資料調査を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予定額90万円を、カリフォルニア州およびワシントンDCおよびメリーランド州への海外調査旅費(約4週間、40万円)、収集資料整理(インタビュー記録作成など15万円)、国内調査(15万円)、物品費15万円、その他5万円として計画している。
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Research Products
(1 results)