2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23530306
|
Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
徳永 昌弘 関西大学, 商学部, 准教授 (30368196)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
周 い生 立命館大学, 政策科学部, 教授 (80319483)
田中 宏 立命館大学, 経済学部, 教授 (10163560)
|
Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
|
Keywords | 国際情報交換 / エコロジー近代化 / 移行経済 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の狙いは、1980年代以降の欧州で発展した「エコロジー近代化」という理論的フレームワークを用いて、計画経済から市場経済への移行経済諸国における環境ガバナンスの展開を実証的に検証した先行研究の成果と課題について、メタ分析という手法を用いて客観的・体系的に把握することにある。最終年度に当たる本年度は、昨年度に中間成果報告として発表した研究成果に対する批評・コメントを踏まえて、分析対象となるサンプル数(先行研究の数)を増やすとともに、その属性のコーディング方法の見直しを行った。 サンプル数が約150点と予想よりもかなり多く集まったため、中東欧諸国に関する先行研究のメタ分析を優先的に行い、定性的な研究成果の統合も可能なシステマティックレビューと呼ばれる手法を用いて、探索的な分析・検証を繰り返し行った。その結果、分析結果は各研究の属性(論文のトピックスや著者の専門領域など)に加えて、コーディングの仕方によって大きく変わることが判明したため、各々のコーディングの長所・短所を慎重に見極めた上で、最終的なコーディング・フォーマットを決定した。 以上の研究成果は、次年度中に和文・英文の両方で専門誌に投稿予定である。中東欧諸国に限定した上記のサンプルに加えて、すでに収集済みの旧ソ連諸国(主にロシア)を対象にした研究成果をサンプルに加えた拡張版のデータベースの構築にも着手しており、その分析結果の公表は可及的速やかに行う所存である。
|
Research Products
(5 results)
-
-
-
-
-
[Presentation] FDI and Transition: A Meta-Analysis2014
Author(s)
Tokunaga, M.
Organizer
EACES (European Association for Comparative Economic Studies) 13th Bi-annual Conference
Place of Presentation
Corvinus University of Budapest, Budapest (Hungary)
Year and Date
2014-09-05 – 2014-09-05