2013 Fiscal Year Annual Research Report
ベタ-レギュレーション制度の導入に伴う配合飼料産業と地域経済-北海道のケース-
Project/Area Number |
23530332
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Research Institution | Sapporo University |
Principal Investigator |
千葉 隆生 札幌大学, 地域共創学群, 准教授 (10241291)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 隆雄 札幌大学, 地域共創学群, 教授 (00193136)
駒木 泰 札幌大学, 地域共創学群, 教授 (80225565)
内山 隆司 札幌大学, 地域共創学群, 准教授 (70277812)
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Keywords | ベターレギュレーション / 共同規制 / 政策シミュレーション |
Research Abstract |
[目的] 本研究は、政府の間接統治システムであるベターレギュレーションの有効性を経済学的視点から分析する挑戦的な研究である。2013年度は実態調査や国際フォーラムなどに参加や主催をした。また、関連研究の成果を研究発表した。 [研究実績] (セミナー)(1)4月7日~4月12日 6th IFRM & 4th GFFC(Sun City, South Africa)、10月25日「食の安全セミナー」(日本飼料工業会主催)に参加した。配合飼料分野のベターレギュレーションや共同規制について、専門的知識の吸収と意見交換を実施した。(研究発表)10月12日「パーソナルファインスと地域産業活性化のため施策-北海道のワイン産業振興策と6次産業化-」(パーソナルファイナンス学会)やJEPA2013などの国際会議を含めて計3回の研究発表をした。 [成果の概要] (1)シミュレーション分析に係わるプログラムの精緻化を実施し、特定産業に係わる分析ができるように改良した。(2)配合飼料産業とベターレギュレーションの関係については、IFRM&GFFCなどの国際セミナーに参加して、世界的なステークホルダー(利害関係者)の意見交換や意識の共通化が大変重要である事を再確認した。(3)「食の安全セミナー」やJEPA2013のフォーラムを通じて日本と世界にかかわるベターレギュレーションの潮流と経済的な効果について、研究成果を公表した。(4)小規模ユニットの共同規制や地域における共同規制のプロセスを通じて達成されるベターレギュレーションは経済効率的であるが、モデル分析などから、内在する制度的な問題点を明示的に証明できなかった。この問題は継続的に研究することとした。
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Research Products
(4 results)