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2013 Fiscal Year Annual Research Report

国際収支不均衡とグローバル経済

Research Project

Project/Area Number 23530357
Research InstitutionSeikei University

Principal Investigator

大野 正智  成蹊大学, 経済学部, 教授 (60302311)

Keywords国際収支 / 国際貿易 / 経済発展
Research Abstract

第1に、「世界各国の対外純資産」のテーマについて、世界の国際収支の動向、及び、対外資産・負債の状況について、昨年度までの論文報告で得たコメントを参考に継続的な研究を行った。そして、改訂した論文を発展途上国に関する専門誌に投稿したところ、いくつかの文献との関連性を指摘すること、30年という長期データの取り扱い方、及び、実質GDPの国際比較の解釈上の注意点などについてコメントを受けた。当該雑誌に受理されなかったが、これらのコメントを受けてさらに論文を改訂し、他の専門誌に投稿を行ったところ、いくつかのコメントをクリアーすれば掲載受理となる返答を受け、現在改訂中である。
第2に、「グローバルな低価格競争と国内価格」のテーマでは、昨年度までの論文報告で得たコメントををもとに、日本の貿易収支におけるJカーブ効果の実証分析を継続的に行った。論文を日本経済に関する専門誌に投稿したところ、いくつかのコメントを得たが、査読者が十分な理解に至らずコメントを行っている面も見受けられたので、論文の内容を正確に伝えることを中心に改訂を行った。さらに、最新データを取り込むようサンプル期間の終点の延長を試みた。その上で、査読付き国際専門誌Modern Economyに投稿したところ、掲載が受理された。論文は無料アクセスでネット上に公開されており、多くの読者に閲覧されることが期待される。
第3に、「インフレーション・デフレーション、及び、金融政策」に関するテーマでは、時系列データの単位根問題に関する最近の文献を確認しながら、人々の価格予想と実体経済との相互関係を明らかにしようと試みた。現時点では、前者から後者への影響よりは、後者から前者への影響の方が強く出る結果となっている。このテーマについては、さらにデータを更新するなどの作業とともに、金融政策の昨今の展開を踏まえ、研究を継続する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Revisiting the J-Curve for Japan2014

    • Author(s)
      Masanori Ono and SaangJoon Baak
    • Journal Title

      Modern Economy

      Volume: Vol. 5 Pages: 32-47

    • DOI

      10.4236/me.2014.51005

  • [Journal Article] Examining the balance of payments stages hypothesis2014

    • Author(s)
      Masanori Ono
    • Journal Title

      Discussion paper series, Faculty of Economics, Seikei University

      Volume: 128 Pages: 1-31

URL: 

Published: 2015-05-28  

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