2012 Fiscal Year Research-status Report
動学的一般均衡モデルによる政府債務の持続可能性の分析
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23530381
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
平賀 一希 慶應義塾大学, 経済学部, 助教 (40528923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江口 允崇 慶應義塾大学, 経済学部, 助教 (40600507)
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Keywords | 国際情報交換 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
今年度においては、政府債務の持続可能性の新たな検証方法の研究を中心に活動を進めてきた。その一環として、8月にドイツのドレスデンで行われたInternational Institute of Public Financeの年次大会で研究報告行うことで、本研究や本研究で問題提起している内容について、国内外の財政・公共経済学者との意見交換や建設的な議論を行うことができた。同時に、国内においては、6月に行われた日本経済学会春季大会(於北海道大学)にて研究報告、帝塚山大学での経済学ワークショップにて研究報告を行い、参加者の理解を得るとともに、今後の方向性や本研究の問題意識について、認識を深めることができた。 本研究の具体的な成果の一つとして、論文"A Note on the weak condition of “Globally” Ricardian"がEconomics Bulletin誌に掲載された。また、本研究に関連する論文を3本海外の査読誌に投稿し、査読中ないしは改訂要求が来ている段階にある。 本研究では、自分の研究報告や研究への資金注入だけでなく、対外的なワークショップやコンファランスを開催することで、より多くの理解や認識を深めることも行った。具体的には、12月に広島大学で行ったDSGEコンファランスや、関東の若手財政・公共経済学者の研究会を定期的(今年度は7月と1月に研究会、11月にコンファランスを主催して行った)に開催することにより、政府債務の持続可能性に関する問題意識について共有してきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
海外の査読誌に論文が掲載され、当初の予定より早く成果が出たため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度においては、国内外の研究者との意見交換を行うため、学会報告やワークショップ開催により、今年度以上に本研究についての意見を募ることに力を注いでいく。同時に、研究成果を出すために、論文を海外の査読誌に投稿・掲載していく作業についても、より軸足を置いていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度については、円高の影響により当初予定していたよりも海外出張費が少なく済んだことによって、未使用額が発生した。平成25年度は、主として海外での研究報告のための出張費、およびワークショップでの報告者の謝金や出張旅費に資金を使用していく。同時に、海外の査読誌への投稿料、および英文校正費としても使用する予定である。
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Research Products
(4 results)