2011 Fiscal Year Research-status Report
地域ブランド創造におけるデザインマネジメントに関する実証的研究
Project/Area Number |
23530453
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
佐藤 典司 立命館大学, 経営学部, 教授 (20309090)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八重樫 文 立命館大学, 経営学部, 准教授 (40318647)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | デザイン / デザインマネジメント |
Research Abstract |
滋賀県伝統産業のブランド化プロジェクトにおいて,多様な参加者がどのような意思伝達,叙述,実践活動を行っているのかについて,参与観察を実施した。参与観察は,月1回程度開催された全体会合(伝統産業事業者,県の担当者,デザインマネジメントラボメンバーが参加),個別に開催される会議,各事業者の工房等でのフィールドワーク,プロジェクトのメーリングリストでのコミュニケーション,Twitter等のソーシャルネットワークでの発話やコミュニケーションを対象に実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
滋賀県伝統産業のブランド化プロジェクトは、伝統技術を使用したデザインプロダクツの完成を見、それと同時並行的に勧めていた、滋賀県ブランドの創造に向けたサイトもオープンした。それらの作業に実際に参加し、かつそうした過程を観察するという当初の目的はほぼ達成されたと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
滋賀県伝統産業のブランド化プロジェクトは、次年度、新たなる商品開発、流通販売網の整備、さらなるブランド力強化に向けたサイトの整備など、次の段階へと移っていく。それらの作業に実際に参加するとともに、そうした過程の観察作業を予定どおり進めていきたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
参与観察対象のうち,観察対象プロジェクトに関わるメンバーが個別に開催する会議や,各事業者の工房等でのフィールドワークに関しては滋賀県内での移動が発生するため,交通費が必要となる.また、観察記録ビデオの分析にあたり,大学生・大学院生にデータ整理の協力を依頼するための謝金、および、データ整理に供するコンピューター,大量のビデオデータを保存する媒体(大容量ハードディスクやポータブルハードディスク)などが必要である.
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