2014 Fiscal Year Annual Research Report
地域ブランド創造におけるデザインマネジメントに関する実証的研究
Project/Area Number |
23530453
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
佐藤 典司 立命館大学, 経営学部, 教授 (20309090)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八重樫 文 立命館大学, 経営学部, 教授 (40318647)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | デザイン / デザインマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
1 新商品の開発とブランドの発信・展開 東京のデザイナーに協力をあおぎ、統一的なコンセプトのもとに、滋賀県の伝統技術を生かした商品シリーズの展開を行った。昨年度は、信楽焼商品のみの先行製作となったが、今年度は(1)近江の麻を使った商品開発、(2)滋賀県産材を使った家具の商品開発、(3)浜ちりめんを使った商品開発に取り組んだ。また、ブランドの強化、発信の取り組みとして、展示会を東京で開催した。デザイナーをはじめとする多くの参加者たちから、キギ(植原亮輔・渡邉良重氏)の斬新なデザインと、滋賀の職人たちの精巧な手仕事に、高い評価を得た。 2 新商品ブランドの発信・浸透を目的としたWebサイトの運用 2012年度・2013年度に引き続き今年度も、滋賀県伝統産業における複数の伝統工芸品を組み合わせた新商品ブランド「Mother Lake Products」の発信・浸透を目的としたWebサイト「Mother Lake(http://shiga-motherlake.jp/)」にて、滋賀県の伝統産業工房・観光地・文化施設などの取材記事8件、滋賀県の生活スタイルに関するエッセイ28件、計36件のコンテンツを公開した。 3 地域活性化を支援するデザインマネジメントのモデル構築 2012年度・2013年度に続き、滋賀県伝統産業ブランド創造に関わる多様な参加者がどのような意思伝達、叙述、実践活動を行っているのかについて、参与観察およびインタビューを行い、その一部をWebサイト「Mother Lake」の記事としてまとめ公開した。また、2012年度から継続して参与観察によって得たデータの分析・解釈を行い、地域活性化を支援するデザインマネジメントのモデル構築のための要素の抽出・検討を行った。これらの要素からモデル構築を行い、Webサイト(http://motherlake-brand.com/)にまとめ公開した。
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