2012 Fiscal Year Research-status Report
大学を中核とした地域ビジネスの起業・事業化プロセスとモデル構築に関する調査研究
Project/Area Number |
23530486
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
桂 信太郎 高知工科大学, 経営学部, 准教授 (00312190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
那須 清吾 高知工科大学, 経営学部, 教授 (30373129)
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Keywords | 地域活性化 / 地域ビジネス / 農業ビジネス / 起業プロセス / 地域活性化システム論 / 地域イノベーション / 人材育成 / プロセス研究 |
Research Abstract |
当該年度は調査研究計画年次の2年目であった。初年次に行った既往研究の文献・資料の収集とレビューおよび当該分野の研究者と研究会や情報交換から得られた知見を基に本研究の調査項目に関する検討と確認を行った。国内調査の実施を進めながら、地域ビジネスの起業・事業化に至るビジネスプロセスの分析検討を行った。これらの成果としては、初年度(国内外の学会報告7報、論文8報、書籍3件)に続き、2年次には国内学会報告5報、論文4報(内、査読付2報)、報告書3報を公表した。今後も所属機関内外で実施している地域ビジネスの起業・事業化プロセスの理論化に関する研究会をさらに深化させ知識集約とビジネスプロセス研究の理論化に努める。なお本年度で5回目となった内閣府共催科目「地域活性化システム論」(高知工科大学公開講座、講座運営:那須清吾、桂信太郎)も継続して開講、各回200名超の参加を得た。特に農業ビジネス部門(進行:桂信太郎)では、木内岳志氏(農林水産省・大臣官房参事官)、大原一郎氏(フードコーディネータ)、楠元武久氏(船井総合研究所株式会社・チーフコンサルタント)、長崎雅代氏(ファームベジコ・代表)、林篤志氏(土佐山アカデミー・プロデユーサー)らに講義・パネル討議いただきながら、知識集約と成果の公開を継続的に進めている。現在まではおおむね計画書通りの調査研究進行状況となっている。最終年次の調査研究を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
採択当初に提出した計画書に基づき調査研究を実施しているが、おおむね順調に進展している。具体的には、初年次の研究計画の構想化の確認、調査研究の実施、ここからえられた知見に基づく勉強会や研究会の定期的な実施、学会報告と雑誌論文と書籍・報告書刊行による成果の公表、地域活性化システム論や公開シンポジウムの実施とフィードバックである。今後もさらなる成果公表に努めたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も引き続いて調査研究を実施し、これらの進捗状況に合わせて成果を公表しながら各所から評価を得たいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
使用計画に基づきながら無駄のない執行に努めたい。
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Research Products
(9 results)