2013 Fiscal Year Research-status Report
大学を中核とした地域ビジネスの起業・事業化プロセスとモデル構築に関する調査研究
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23530486
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
桂 信太郎 高知工科大学, 経営学部, 准教授 (00312190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
那須 清吾 高知工科大学, 経営学部, 教授 (30373129)
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Keywords | 地域活性化 / 地域ビジネス / 農業ビジネス / 起業プロセス / 地域活性化システム論 / 地域イノベーション / 人材育成 / 産業クラスター |
Research Abstract |
当該年度は、研究実施の最終年度であった。初年次~2年次における既往研究の分権レビューと当該分野との情報交換や研究会から得られた知見をもとに本研究の調査項目に関する検討と確認を行った。また国内調査とともに地域ビジネスの起業・事業化に至るビジネスプロセスの分析検討をさらに進めた。これらの成果として、初年度(国内外学会報告7報、論文8報、書籍3件)、2年次(国内学会報告5報、論文4報:査読付き2報、報告書3報)に続き、3年次は、国内外学会発表8報、論文6報:査読付3報、報告書2報を公表した。なお、本年度で6年目となった内閣府連携公開講座「地域活性化システム論」も実施し、各回とも170名前後の参加者を得た。特に中山間ビジネスおよびスモールビジネス部門(進行:桂信太郎)では、藤本隆宏氏(東京大学教授、組織学会長、進化経済学会長)、原陽一郎氏(前・長岡大学長、研究・技術計画学会長)、上治堂司氏(馬路村長)、宇野善昌氏(内閣官房参事官)、高橋智之氏(経産省四国経産局地域経済部長)の参加を得て講義とパネル討議を実施し、学術的および実務的知識の集約と情報公開に努めた。こうした活動の結果、地域ビジネスの事業比較を行うことで、産業クラスター安定化のための三要素・三層構造(事業間、組織間、相互利益)を抽出するとともに、これらの検証作業を進めている。これらの成果を引き続き報告書、書籍、論文などで公表していきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
採択当初に提出した計画書に基づき調査研究を実施しているが、最終の成果公表の進捗がやや遅れており、1年の期間延長を許可された。
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Strategy for Future Research Activity |
最終の成果公表の進捗がやや遅れており、1年の期間延長を許可され、これを遂行したいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本調査研究においては、地域ビジネスの起業・事業化プロセスの理論化と情報共有、成果公開を進めている。現在、最終的な成果報告物として書籍出版を企画しているが、最終的な進捗が遅れているため、事業補助の延長を申告した。 「地方のための経営学(仮題)」の出版にあたり、内容を共同研究者の那須清吾と煮詰めている。この出版費用と打ち合わせおよび最終の調査費用に充てんする考えである。
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Research Products
(9 results)