2012 Fiscal Year Research-status Report
精神性(MSR)研究を学ぶキャリア教育用テキストと絵本の開発
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23530528
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Research Institution | Sanyo Gakuen University |
Principal Investigator |
神戸 康弘 山陽学園大学, 総合人間学部, 講師 (50353107)
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Keywords | 国際情報交換(米国) / キャリア / 精神性(MSR) |
Research Abstract |
欧米におけるの精神性(MSR)研究を学ぶためのキャリアの教科書および絵本を作成することが本研究の主な目的である。平成24年度はそのためのインタービュー調査とその分析、およびそれを論文にまとめる作業を行った。 具体的には、昨年度から引き続き、本研究にふさわしい被験者に対し、インタビュー調査を行った。当初はアンケート調査も予定していたが、インタビュー調査の方が豊富な成果が得られると考えたためである。 また欧米の精神性(MSR)研究の現状を理解するため、多くの専門家へのインタビュー調査も平行して行った。 また共同研究者である米国・北コロラド州立大学のKeiko Krahnke准教授などとも頻繁に連絡を取り、打ち合わせを行った。 最終年である平成25年度は、これらの調査結果をまとめ、教科書の作成と、絵本の作成を行う。研究成果をまとめた後、出版社を決め、年内(12月まで)に発売し、その反響等も合わせて本研究の最終成果報告に含めたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査をインタビュー調査にしたため、調査およびその分析(テープ起こし等)に予定よりも時間がかかった。 また欧米でのこの分野の第一人者である先生との連絡にも、先生がこの分野で賞を受賞され本の執筆依頼を多数受けるなどしたため、当初の予定より時間確保ができなかった。 平成25年度は最終年度であるため、今までの遅れを取り戻し、当初の予定通りの研究成果をあげられる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、最終年度であるため、当初の予定通り、欧米の精神性(MSR)研究を学ぶためのキャリアの教科書および絵本を執筆し、出版社を決め、発売する予定である。キャリアの教科書は、全国の日本の大学生を中心読者と想定し、大学のキャリア教育の教科書として広く読まれることを意図している。もちろん社会人など一般の方や、高校生、中学生にも読まれることも想定している。また絵本は、より直感的に上記の教科書の意図を理解できるように、主に米国の共同研究者の発案で作成するもので、大学のキャリア教育の際の副読本、および広く一般の方でも、キャリアを考える際の参考となるような作品に仕上げる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
以上のような研究計画のもと、研究費は、教科書および絵本作成出版のための費用として使用する。具体的には、まず米国の共同研究者との打ち合わせ費用(旅費など)、絵本の作家(絵の部分)への報酬、執筆のためのノートPC、タブレット端末などの機器購入費用、通信費、簡単なアンケート調査を予定しており、そのための分析ソフト購入費用、海外の学会参加(アメリカかフランスか、いづれかを検討)、出版に際する費用(買い取り分など)、インタビュー調査者へのフィードバック調査費用(主に旅費)、勉強会への参加、広く情報を集めるためのワークショップなどを計画しておりその告知のためのWebページ制作費、ワークショップ開催費、その他執筆のための費用(文具、PC用品など)を予定している。
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