2011 Fiscal Year Research-status Report
小売施策の影響を考慮した店舗選択行動モデルに関する基礎研究
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23530535
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
佐藤 栄作 千葉大学, 法経学部, 教授 (10366940)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 購買行動 / 店舗選択行動 / 店舗選択モデル |
Research Abstract |
消費者の小売店舗における購買行動プロセスの主な構成要素は、来店前の店舗選択行動、来店後の店舗内空間行動(売場探索行動)、商品探索行動(商品視認行動)、ブランド選択行動である。本研究は、特に店舗選択行動に焦点を当て、これまでの研究の流れを体系的に整理するとともに、小売業のプロモーション等の動的な施策の影響を考慮可能な集計モデル(客数変動を説明するモデル)あるいは非集計モデル(店舗選択モデル)の構築を目的として取り組んでいるものである。本研究の成果は、小売業のプロモーション等の集客施策やメーカーのリテールサポートに応用可能なツールをさらに発展させるものとして貢献することが期待される。平成23年度は、本研究に着手した最初の年度であり、主に次の2つの研究活動を中心に取り組んできた。1つ目の研究活動は、これまでに公表されてきた店舗選択行動を説明するモデルに関する国内外の書籍・文献資料の収集・整理である。平成23年度末の段階で関連する既存研究の文献50篇以上の収集を完了し、その整理に取り組んでいる段階であるけれども、その過程で新たに収集すべきと判断される文献の候補が複数抽出されている。それらの文献資料の収集と整理については、平成24年度も継続して行っていく予定である。2つ目の研究活動は、店舗選択の集計モデルならびに非集計モデルを適用し実証研究を行うために必要となるデータの取得である。平成23年度末時点でデータの入手は概ね完了することができた。今後はそれらのデータの整合性確認ならびに加工、記述統計的分析など基礎的なデータ整備の作業を行ったうえで、実証研究に取り組んでいく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度の計画は、関連する文献・資料の収集・整理ならびに実証研究用のデータの整備を行うことであり、それらについては概ね完了している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後予定している研究活動の主な項目は、平成23年度に収集した文献・資料に基づくサーベイ論文の作成、および店舗施策の影響を考慮した店舗選択に関する集計モデルあるいは非集計モデルの実証研究である。後者については、店舗施策の影響要因の構造を店舗間で等しいとするモデルの実証研究を行い、その後に店舗間で影響の構造が異なるとするより一般化したモデルに拡張していくことを予定している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度の研究費は、情報収集のために参加予定の学会の参加費・旅費、文献・資料費、文献・資料を電子的に保存し参照するための記憶装置の購入費等に使用する予定である。
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