• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2011 Fiscal Year Research-status Report

ゆるい絆とギフトに関する研究

Research Project

Project/Area Number 23530551
Research InstitutionNanzan University

Principal Investigator

石垣 智徳  南山大学, ビジネス研究科, 教授 (20254443)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小沢 佳奈  流通経済大学, 経済学部, 講師 (50564928)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywordsゆるい絆 / ギフト / コミュニケーション / 贈与行動 / 国際比較 / アジア圏
Research Abstract

本研究の目的は、ゆるい絆、贈与行動をキーワードとして、コミュニケーションの形態について国際比較を行うことである。初年度は中国の調査を行った。 その結果、中国では、日本よりも誕生日ギフト、ちょっとしたプレゼントをよくおこなうが、旅行土産は差異がなかった。また、日本よりも、話題の商品に反応し、価格にこだわらない傾向がみられた。 中国は日本よりも消費者間の情報伝達行動が活発で、連鎖消費を日本よりもよくおこなうことが明らかになった。さらに、中国ではギフトによって、「つながりたい気持ち」と、「ギフトの効果への期待(下心的な)」がひとつの因子として抽出された。これは従来の研究結果と比較して、日本は中国よりも、複雑で繊細なギフト意識によりギフトをおこなっているのではないかと推測される。 中国においても日本とほぼ同様の状況志向型コミュニケーションがみられ、ソーシャルメディアとの関連が確認できた。日本と同様に、同性の友人への贈与と連鎖消費に関連がみられた。 このようなコミュニケーション形態の国際比較に関する研究は存在しないと認識している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

今年度の目標であった中国のWebアンケート調査は予定通りに実施でき、そのデータに基づいた分析・解釈による途中経過を3月7日の南山ワークショップにて発表することができた。計画当初は考えていなかった中国現地での印刷物の配布・回収調査も実行することができたのは大きな成果である。これはWebアンケート調査の費用が見積もり段階よりも安価にできたことが理由である。また、次年度の予算の前倒し執行ができたことも大いに役立っている。

Strategy for Future Research Activity

今後の研究推進の方向であるが、当初計画した中国、韓国、日本における国際比較のためのWebアンケート調査は今後も確実に実施していく予定である。また、今年度、予算のやりくりで可能となった中国現地における印刷物の配布・回収調査のデータを入手したことにより、韓国においても同様の現地における印刷物配布・回収調査を行いたいと考えている。このことにより、Webアンケート調査による国際比較のみならず、現地調査による国際比較と同一国における調査比較(Web調査と現地調査)も試みたいと考える。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度の研究費の使用であるが、韓国に関するWebアンケート調査に大半を割くことに変化はない。ただ「今後の研究の推進方策」にも記したように、韓国でも同様に現地における印刷部の配布・回収調査を行えるように少なくとも1人の旅費確保をしたいと考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 若者のギフト・コミュニケーションに関する研究-中国都市部における事例-2012

    • Author(s)
      辻本法子、小沢佳奈、石垣智徳
    • Organizer
      南山大学マーケティング・サイエンスワークショップ
    • Place of Presentation
      南山大学
    • Year and Date
      2012年3月7日

URL: 

Published: 2013-07-10  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi