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2013 Fiscal Year Research-status Report

地域・企業規模の視点からの「仕事と家庭生活の両立」施策の再検討

Research Project

Project/Area Number 23530700
Research InstitutionSugiyama Jogakuen University

Principal Investigator

小倉 祥子  椙山女学園大学, 人間関係学部, 准教授 (60383189)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 あけみ  椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (90330670)
鈴木 奈穂美  専修大学, 経済学部, 准教授 (10386302)
KeywordsWLB社会 / フィンランド / 長時間労働
Research Abstract

平成25年度の研究実施予定は、平成24年度に実施した、WLB社会の実現に向けた企業調査の国内調査を補完するものとして、海外調査を行うことであった。とくにEUの労働時間規制に注視し、雇用者の仕事と家庭生活、自己研鑽にどのように影響を与えているのかを調査するため、調査対象国をフィンランドと選定した。
そこで本年度は、フィンランドの概要について研究者との勉強会を開催、本研究会メンバーによる労働法関連の法律の勉強会を開催するなどして準備をすすめた。また現地での調査先としては、日本においても長時間労働であるマスコミ業界に注目し、経営団体である「情報通信中央組合」、ジャーナリストの労働組合である「ジャーナリストユニオン」、企業ではメディア通信会社「アロマメディア」とした。
調査実施期間は、2013年9月中旬であった。それぞれの企業・労働組合で人事担当、弁護士などから聞き取り調査を行い、労働状況やWLBについての取り組みなどの聞き取りを行った。日本とは異なり産業別労働組合と経営者団体との団体交渉により労働協約が結ばれているため、企業を超えた産業・職種ごとの労働条件の社会的基準が存在しており、こうした点は日本と大きく異なることを改めて再認識した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成25年度は予定していた海外調査も終わらせ、平成26年度にはこれまで行ってきた研究成果の振り返りとまとめ、また残された課題を検討するまで進展しているため。

Strategy for Future Research Activity

平成26年度の研究は、3年前の研究開始時期からの研究内容を振り返り、研究代表者・研究協力者で研究内容のまとめを行い、年2回の研究成果報告会の開催と、4年間の研究調査のまとめとして報告書の作成・印刷を予定している。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成26年度の最終年度に、研究費が不足することを懸念し、旅費の支出を最小限に抑える工夫をしたため、平成26年度へまわす研究費が発生した。
平成26年度の調査報告において、必要と思われる調査を追加する予定のため、旅費、業務委託費等で使用予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 労使関係とWLB社会の実現-フィンラドの産業別労働組合へのヒアリング調査より-2014

    • Author(s)
      小倉祥子
    • Journal Title

      人間関係学研究

      Volume: 12 Pages: 1-18

  • [Journal Article] ワーク・ワーク・バランンスからワーク・ライフ・バランスへ-日本とフィンラドにおける調査からの一考察-2014

    • Author(s)
      吉田あけみ
    • Journal Title

      人間福祉研究

      Volume: 12 Pages: 25-30

URL: 

Published: 2015-05-28  

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