2012 Fiscal Year Research-status Report
エコツーリズム推進法導入に関する社会運動論的考察-環境保全と観光利用の両立-
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23530715
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Research Institution | Okinawa University |
Principal Investigator |
圓田 浩二 沖縄大学, 人文学部, 准教授 (10369209)
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Keywords | エコツーリズム |
Research Abstract |
平成24年度は、学外研修のため、研究費使用0、実績0であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成24年度は、学外研修のため、研究費使用0、実績0であった。 平成25年度は、実施計画に基づいて、研究を進めていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の目的は、ダイビングポイントとして有名な慶良間海域の保全を巡って、地元自治体と観光業者、利用者の三者による、地元自治体が導入を進めるエコツーリズム推進法の申請・認可・施行という社会問題を、社会運動論的に調査・分析することにある。沖縄本島近郊に存在する渡嘉敷・座間味両村は、エコツーリズム推進法の導入に関して積極的に働きかけている。観光資源特定観光資源としてサンゴ礁の保全とダイビングポイントの利用に関して、その地域の経済的・社会的・文化的影響と過程について、インタビュー調査と参与観察によって分析・考察する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
メインフィールドとなる座間味村への社会調査は年8回を計画している。日数は2泊3日で、調査地は渡嘉敷島・座間味島・阿嘉島・慶留間島の4島である。 比較調査地として、エコツーリズム推進法認可第一号となった埼玉県飯能市を訪れ、エコツーリズム推進法の導入と実施にあたっての経緯と問題点を調査する。協議会のメンバーである役場関係者や地元住民に詳しく話をうかがい、またエコツアーにも一人の観光客として参加する。また、エコツーリズム推進法の導入を考えている鹿児島県の屋久島と、沖縄県の西表島にも調査に赴く。日数は3泊4日である。 具体的には、大学の夏、冬、春の長期休暇期間を最大限利用して計11回の調査旅行を行う。現在のところ、計画しているのは、5月渡嘉敷村、6月座間味村、8月屋久島と座間味村、9月飯能市と渡嘉敷村、11月座間味村、12月渡嘉敷村、2月西表島と渡嘉敷村、3月座間味村の予定である。
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