2012 Fiscal Year Research-status Report
エコ・カルチャー理論による障害児及び健常児を持った日米家族比較研究
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23530717
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
伊藤 圭子 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 教授 (60534435)
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Keywords | エコカルチャー |
Research Abstract |
引き続き北海道(札幌)地区の親の会、クローバー、エジソンクラブでの打ち合わせと被験者のリクルートを続けた。インタビューをお願いする被験者リクルートをお願いすることもあり、家族会でのストレス・マネージメントを継続し、交流を続ける。今回は、健常児の家族リクルートのミーティングを札幌で設定したが(12月)、悪天候のためJR札幌駅周辺の鉄道が止まり、ミーティングが中止となった経緯があった。その際出張を延長することができず、健常児家族の被験者を集める件は、今年度(平成25年度)見送った。 沖縄県での発達障害児を持つ家族(アスペルガー友の会)のリクルートについて、沖縄国際大学の知名准教授との打ち合わせを行った。沖縄方言でのインタビューについて助手をお願いする件は、予算の関係上難しいという結論となった。被験者の家族は、標準語のみでインタビューを行うこととする。 関西地区の被験者リクルートについては、京都大学(医学部、児童精神科)から名古屋大学に岡田俊教授が移転し、今年度のスケジュール調整が来年度以降になる予定になったことから、奈良教育大学の岩坂秀巳教授とミーティング(東京)を行い、奈良教育大のペアレント・トレーニングでの被験者リクルートへの変更について検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は、平成25年度のインタビュー調査に向け、リクルート活動を主に行った。発達障害児を持つ家族のリクルートについては、概ね見通しを立てることができた。引き続き、健常児をもつ家族のリクルートを続ける(平成24年12月の北海道での健常児を持つ家族のリクルートについての打ち合わせが、悪天候のため延期となったため)。 また、昨年度タブレット方式になったUCLAでの研究調査で使用しているエコカルチャー・インタビューが、さらに一部内容の改訂が行われた。今回の日本の調査においてもそれに随伴し改訂版を使用するかどうかについて電子メールでのやりとりを行った。平成25年度のインタビュー調査では、予算の都合上、改訂版インタビューの翻訳や標準化を行うことは難しいため、予定通りオリジナルのエコカルチャーインタビューを使用することで合意した。改訂版を使用して日米の比較を行うのは、今後の調査に委ねることとした。尚、UCLAで行っている、タブレット端末を使用したインタビューは行わない件については昨年度決定した経緯は昨年度報告済みである)。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度(平成25年度)は、インタビューを開始する。特に北海道と沖縄県でのインタビューについては今年度で終了する予定である。東京でのインタビューも今年度同時に開始する。奈良県でのインタビューについても現在行っているリクルートが終了次第、開始する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
北海道、沖縄、奈良県、東京都内でのインタビューの交通費、およびインタビューでの謝金(報酬金)を使用予定。 現在、沖繩県でのインタビューに臨床心理士の助手をお願いする件について検討中であるが、助手を雇うことができれば、その報酬金を支出する予定である。
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