2012 Fiscal Year Research-status Report
英国の都市ホームレス問題における社会的企業の評価枠組みの研究
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23530795
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
山本 惠子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (20309503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井岡 勉 同志社大学, その他部局等, 名誉教授 (80066240)
八木橋 慶一 神戸医療福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (70570349)
大村 和正 立命館大学, 文学部, その他 (30571393)
岩満 賢次 聖カタリナ大学, その他部局等, 講師 (00454893)
正野 良幸 京都女子大学, 家政学部, 助教 (90514167)
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Keywords | 英国 / 社会的企業 / ホームレス |
Research Abstract |
平成24年度は、25年1月には、ノーザンプトン大学クリス・ダーキン氏を招聘し、3月には、ポーツマス大学名誉教授ノーマン・ジョンソン氏を招聘して、英国の社会的企業に関する講演会および研究会を開催した。また、研究分担者を中心に24年9月に英国で調査を行った。調査では、社会的企業の中間支援組織ソーシャル・エンタープライズUK、就労訓練を行う社会的企業オアシスUK、ロンドン・ランベス特別区のソーシャルケア部門から社会的企業として独立したトパーズなどを訪問した。また学術交流として、全学を挙げて社会的企業教育を行っているノーザンプトン大学を訪問し、クリス・ダーキン教授他6名と大学における社会企業教育のあり方に関する意見交換を行った。 訪問先では、ビッグ・ソサエティ・キャピタル(前年度訪問)を中心に行われている「社会的投資」を調査した。アセスメント評価の実態については、SEUKはSROI(社会的投資収益率)よりも質的手法を重視した評価方法を採用しており、評価手法が画一的ではない点を今回の調査でも確認できた。クリス・ダーキン氏ら研究者との交流では、英国における社会的企業関連政策の最新動向、これらの動向がもたらす社会経済的影響を学ぶことができた。 そのほか、研究代表者および分担者は英国における貧困や社会的企業について、学術雑誌での論文発表および学会での口頭発表を行った。これらは、本研究を最終年度においてまとめる際の基礎となるものであり、重要な成果であったと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2年目である平成24年度では、中間支援組織だけでなく個別の社会的企業を訪問し、活動実態や彼らの考えるソーシャルインパクトについてヒアリングを行うことができた。また、研究者との学術交流により、英国の社会的企業の最新動向に関する知見を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、これまでの調査の成果および追跡調査により、本研究の成果をまとめることにしている。特に、ホームレスなどの就労問題に取り組む社会的企業の実態、多様なアセスメント評価手法の可能性についてまとめたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
英国調査をする予定であり、ホームレスなどの就労支援の社会的企業の追跡調査を行なう。また英国から社会的企業のスタッフを招聘する。日本においては、ビッグイシュージャパンを対象にして、比較検討をする。
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Research Products
(8 results)