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2014 Fiscal Year Annual Research Report

母親の育児ストレスを軽減させる保育所や保育士の取組みの研究

Research Project

Project/Area Number 23530803
Research InstitutionJosai International University

Principal Investigator

大内 善広  城西国際大学, 公私立大学の部局等, 助教 (00454009)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野澤 義隆  立正大学, 社会福祉学部, 助教 (20550859)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2015-03-31
Keywords保育所や保育士の取組み / 母親 / 育児ストレス / 指示的な関わりと受容的な関わり
Outline of Annual Research Achievements

本研究では,保育所や保育士の取組みが母親の育児ストレス軽減にどのような影響を与えるのかを検討するために,2県内の保育所を対象に質問紙調査を実施した。質問紙調査では,保育所の所長および特定クラス内の保育士と母親を対象に行い,保育所や保育士がどのような母親支援を行っているのか,母親がそれをどのように受けとめていて育児ストレスはどのような状況なのかについて質問した。
最終年度では,質問紙調査によって得られた結果について分析を行い,その結果,1)特に保育士からサポートを受けていると感じている母親は育児ストレスが低いこと,2)配偶者と同居しているにも関わらず配偶者からのサポートを受けていないと感じている母親は,保育所長や保育士からのサポートによって育児ストレスを軽減させていないこと,3)保育士の母親への指示的な関わり方と受容的な関わり方は,母親の就業形態や子どもの年齢によって育児ストレスへの影響に違いが生じること,4)母親が保育士によく話しを聞いてもらえていて,母親としての役割以外の部分も含めて自分自身のことについて理解を示してもらえていると感じている母親ほど育児ストレスが低いこと,5)育児ストレスの軽減はマルトリートメント(不適切な養育)を抑えうることが示された。
同時に,配偶者や実親,義親,友人,近隣からのサポートも育児ストレスを軽減させるが,義親からのサポートは育児への自信を低めうることも示唆された。
また,上記結果の妥当性を検討するために,最終年度に保育士を対象に研究結果を踏まえた母親支援の取組みを実際に行ってもらい,その結果についてインタビュー調査を行った。インタビュー調査では,上記結果に関する妥当性が確認された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2015 2014

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 保育士の指示的・受容的な関わりが母親の育児ストレスに与える影響-非正規の就労形態による検討-2015

    • Author(s)
      野澤義隆・大内善広・萩原康仁
    • Organizer
      日本発達心理学会第26回大会
    • Place of Presentation
      東京大学
    • Year and Date
      2015-03-20 – 2015-03-20
  • [Presentation] 保育士の母親への指示的・受容的な関わり方が母親の受けとめや育児ストレスに与える影響2014

    • Author(s)
      大内善広・野澤義隆・萩原康仁
    • Organizer
      日本教育心理学会第56回総会
    • Place of Presentation
      神戸国際会議場
    • Year and Date
      2014-11-09 – 2014-11-09

URL: 

Published: 2016-06-01  

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