2013 Fiscal Year Research-status Report
ソーシャルスクリーニング利用の心理・影響に関する実証的研究
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23530814
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
小笠原 盛浩 関西大学, 社会学部, 准教授 (00511958)
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Keywords | パネル調査 / 流言研究 / 信頼の心理分析 / 学会発表 |
Research Abstract |
平成25年度では一般的インターネット利用者に対して、ソーシャルフィルタリングの利用状況とその影響を調べるオンラインアンケート調査を実施した。 ただし、当初は1回だけの調査で利用状況・影響を把握する予定であったが、インタビュー調査や先行研究調査の結果、同一のサンプルに期間をおいて2度調査するパネル調査へと調査方法を見直した。理由は先行研究調査や有名ブロガーへのインタビュー調査から、ソーシャルフィルタリングに伴う社会のタコツボ化等の影響は1度の調査で測定することが難しいとの知見を得たためである。調査方法の見直しにより、第1回調査と第2回調査の間(約半年)に、サンプルが行ったソーシャルフィルタリング行動を独立変数、期間中の態度変化等を従属変数として、より効果的な分析を行うことが可能となった。 また、ソーシャルフィルタリング行動の一つのタイプとしてインターネット上の流言がある。平成24年度から他大学の研究者とも連携し、インターネット上の流言を取捨選択する心理的要因の「信頼」について調査・分析を行った。平成25年度の情報通信学会大会では、同研究から得られた知見の一部を発表している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
一般的インターネット利用者のソーシャルフィルタリング利用・影響状況の把握を、当初計画の1回のオンラインアンケート調査から、期間をおいて2回調査を行うパネル調査へと見直した結果、研究期間も1年間延長している。 もっとも、すでに第1回目のパネル調査は実施済みであり、同調査の分析結果を6月の学会大会で発表予定であることを勘案すると、おおむね順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、平成25年度の第1回調査に引き続いて、一般的インターネット利用者に対する第2回のパネル調査を実施する。ソーシャルフィルタリングに関する先行研究調査、インタビュー調査、2回のパネル調査結果を分析した結果は、報告書にまとめて刊行する。 本研究を通じて得られた知見は、学会等で順次発表する予定である。第1弾としては、6月の学会大会で平成25年度の第1回パネル調査分析結果を発表する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
一般的インターネット利用者のソーシャルフィルタリング利用実態・その影響の調査方法を、1度のオンラインアンケート調査から、同一のサンプルに期間をおいて2度調査するパネル調査へと見直しを行ったためである。平成25年度の調査費用をほぼ2等分し、約半分を第1回目のパネル調査、残る半分を平成26年度に実施する第2回目のパネル調査に割り当てたことから、当初計画にはない次年度使用額が生じている。 「理由」の欄で述べた通り、次年度使用額は第2回目のパネル調査費用に充当する。
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Research Products
(2 results)