2012 Fiscal Year Research-status Report
心理統計テスト項目データベースの実践的運用~コミュニティ形成を目指して
Project/Area Number |
23530857
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
山田 剛史 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (10334252)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村井 潤一郎 文京学院大学, 人間学部, 教授 (50337622)
杉澤 武俊 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (30361603)
寺尾 敦 青山学院大学, 社会情報学部, 准教授 (40374714)
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Keywords | 心理統計教育 / テスト項目 / データベース / ユーザビリティ / カリキュラム |
Research Abstract |
本研究の目的は,心理統計テスト項目データベースをより使いやすいものへと向上させながら,このデータベースの活用を軸として「心理統計教育コミュニティ」を形成することである。本研究で検討する内容は以下の3つに整理することが出来る。 A. データベースの整備・強化:データベース新版は,項目追加機能・コメント機能を有しており,データベース利用者から問題項目を提供してもらいやすい環境がある。この利点を活かし,項目数を増やす。また,使い勝手に関する情報を収集し,データベースを強化していくこととする。 B. 心理統計教育に携わる教員を対象とした調査:大学で心理統計の授業を担当している教員を対象に大規模な調査を実施する。具体的な調査内容として,「カリキュラムに関する調査」及び「教員の心理統計教育観」を計画している。 C. データベースの学習教材としての活用可能性の検討:学生の自習用教材としてデータベースに搭載されたテスト項目を活用してもらうことや,電子的な教材をデータベース上で公開することで,自習用教材としての価値をより高めることを検討する。 本年度は,上記のA及びBを中心に研究を遂行した。具体的には,データベースの開発・運用について研究組織メンバーで協議し,試験的な運用を開始した。データベースのユーザビリティ調査についても調査対象となる大学教員の選定と調査依頼の手はずを整えた。また,カリキュラムに関する調査について,その具体的な調査手続き及びスケジュールを研究組織メンバー間で協議し確定した。Western Psychological Associationに参加し,研究成果発表を行うとともに,日本教育心理学会総会(2012年11月)において,自主シンポジウムを実施し,本研究についての情報を周知すると共に,本研究に関心のある研究者・教員とのネットワークを作ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベースの本格運用のための準備を整え,ユーザビリティ調査の実施体制を確立した。さらに,心理統計のカリキュラムに関する調査の手続き及びスケジュールを確定することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究課題の最終年度となるため,当初の計画を遂行し,成果としてまとめられるように不断の努力を行うこととする。特に,3つの研究目的の中のC(データベースの学習教材としての活用可能性の検討)についても,十分に時間をかけて研究を遂行する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
データベース用の新サーバーの購入と,調査の実施のために予算を活用する。
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Research Products
(15 results)