2013 Fiscal Year Annual Research Report
国際比較による東アジア型スクールカウンセラーの全校支援モデルとツールの構築
Project/Area Number |
23530891
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
伊藤 亜矢子 お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 准教授 (50271614)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 信子 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00247123)
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Keywords | スクールカウンセリング / 国際比較 / 心理教育 / 学級風土 / コンサルテーション / 全校型支援 |
Research Abstract |
下記のスクールカウンセラーの全校型支援のツール等を検討作成した。 <研究1 実践のためのツールづくり>Aアセスメントツール:平成23~24年度収集のデータより、個人の資質と学級風土との関連など分析を進め教育心理学会で発表。学級風土質問紙についても、24年度に再調整した研究計画で25年秋に24中学校で全国基準値の再収集をし、約6500名の有効回答を得て現在分析中。Bコンサルテーション:省察をより効率的に促進するシートとコンサルテーション方法を24年度までに検討し25年度には約90学級を対象に年2回実施した。また、学級風土全国調査の協力校でも対面・電話・書面と多様なフィードバックを試み、効率的な方法を模索し試行した。初心者向けのテキストを26年2月に本課題の報告書(伊藤ら,2014)に掲載した。C心理教育:24年度実施のものを継続実施し、教師用ガイドなどのツールを、26年2月に本課題の報告書(伊藤ら,2014)にまとめた。 <研究2 テキスト作成>24年度より継続したいじめ被害加害者の保護者面接についての書籍の訳出と改稿校正等を完了し26年4月入稿。出版社の事情より26年秋をめどに出版確定。 <研究3 SC制度とモデルの検討>23年に準備し24年度実施の日韓学級風土調査を欧文誌に投稿し掲載確定。23年より準備してきたSC活動質問紙調査を25年6月~9月に日韓で実施し分析中。一部を26年度心理臨床学会で発表予定。また、質問紙(ワークシート)と解説を本課題報告書(伊藤ら,2013)にまとめた。日本のSC活動について25年7月に国際学校心理学会で発表し、26年4月には欧文誌特集号に投稿(審査中)。 <研究4 サイトによるSC支援>26年度までに完成した学級風土質問紙(小学版・中学版)の自動分析システムについて、コメントの自動表示など、26年度収集の新基準値を元に大幅改訂作業を継続中である。
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Research Products
(25 results)