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2014 Fiscal Year Annual Research Report

地域在住高齢者の抑うつ低減のためのライフレビュー法の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 23530928
Research InstitutionMeijo University

Principal Investigator

志村 ゆず  名城大学, 人間学部, 准教授 (90363887)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2015-03-31
Keywords高齢者 / 抑うつ感 / ライフレビュー法 / 心理療法 / 効果評価 / 尺度開発
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度においては、以下の3つの研究を前年度に継続して実施した。研究1はライフレビュー尺度と人生評価尺度の信頼性と妥当性を検討すること、研究2はライフレビュー法の実施と抑うつ改善効果の検証を行うこと、研究3はライフレビュー法による抑うつ改善に関する効果要因の検証を行うことを目的とした。
研究1のライフレビュー尺度における妥当性の検討では1451名の成人(50歳以上)を対象に質問紙調査をおこなった。探索的因子分析の結果5因子35項目であることが示された。確認的因子分析をおこない因子構造の妥当性を検討した。人生満足度尺度においても探索的因子分析を行い3因子11項目であることが示された。確認的因子分析を行い妥当性を検討した。再テスト法や内的整合性の検討の結果、十分な信頼性を有していた。これよりライフレビュー法の理論的なモデルを構成するための尺度として十分な信頼性と妥当性を有する2つの尺度を開発することができた。
研究2のライフレビュー法の実施と抑うつ改善効果の検証では、以前より対象者の抑うつの範囲の広さが課題となっており、対象者の抑うつ症状を限定することにより的確に効果を検証することができることが予想された。そのため、今年度はこれまでの介入方法を見直し、対象者のスクリーニング方法について検討するにとどまった。
研究3ではライフレビュー法による抑うつ改善に関する効果要因の検証を行った。その結果、「否定的感情の喚起」を伴うライフレビューが少ない者、「教育と伝達」を伴うライフレビューをより多く行う者は抑うつ症状が少ないことが示唆された。また、人生評価において「満足感」が高い者や「生きがい」が高い者、「後悔」が少ない者は抑うつ感が低いことが示唆された。研究3で示された要素をライフレビュー法に組み込むことにより、抑うつ改善のための介入法を改訂するための示唆を得ることができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Effects of the Total Life on Depression in Older Adults2015

    • Author(s)
      Yuzu Shimura
    • Organizer
      The 2015 APA Annual Convention
    • Place of Presentation
      Toronto
    • Year and Date
      2015-08-06 – 2015-08-06

URL: 

Published: 2016-06-01  

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