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2011 Fiscal Year Research-status Report

実践力ある教員養成カリキュラム開発と地域貢献のための教材データベース構築の試み

Research Project

Project/Area Number 23530973
Research InstitutionHokkaido University of Education

Principal Investigator

廣田 健  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (30374755)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 倉賀野 志郎  北海道教育大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (40113667)
境 智洋  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40508537)
廣重 真人  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (00241357)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords教育方法 / 地域連携による教員養成
Research Abstract

1「実践的力量のある教員養成カリキュラムの開発」について:標津町・羅臼町・本別町・浦幌町・釧路市・弟子屈町など道東の自治体との、学習支援・サイエンスフェア・通学合宿等の共同実施事業について、実施体制の研究・改善を行うと共に、これらの事業を「授業開発演習」「地域学校文化体験」「教育フィールド研究」「へき地校体験実習」等の研究チームが実施する大学の授業科目と結びつけることによってフィードバックを行い、理論研究だけでなく、教員養成における学生の実践的力量の形成についての研究・考察を進めることができた。2「地域教材・授業開発」について:研究チームの所属する北海道教育大学釧路校授業開発研究室のこの間の蓄積について分析を開始した。今年度の重点課題としては、へき地・小規模性で共通の特徴、および本土とは異なった歴史・文化の共存する沖縄について、沖縄本島及び慶留間島でのフィールドワークを通じた比較研究を実施した。また、弟子屈町郷土資料館「蔵」との連携協力により、「蔵」の資料を使った郷土教材を作成し、その一部を資料館にフィードバックした。3「教材データベース」の開発:教材データベースを作成するための基本構想を作成し、作成にあたって必要となるサーバー機を購入・設置し、試験運用を始めた。また、新規教材・授業プログラムについては、作成当初より電子化を前提とした手法を取っているが、これまでの研究チームによる教材・授業プログラムについてはPDF化を中心とした対応が必要であり、一部、その為の実験を開始した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

「実践的力量のある教員養成カリキュラムの開発」については、連携自治体及び連携団体の協力もあって、連携体制、教材・カリキュラム研究共に順調に進んでいる。特に、近年の学習支援活動及び学習・生活習慣の確立を目的とした地域貢献事業の依頼が増加し、これを通じて教授法・子ども理解に係わる学生の実践的力量の形成にかかわるプログラムの研究が進んでいる。 「地域教材・授業開発」については、研究チームの所属する授業開発研究室のこれまでの蓄積をどう見るのかという、地域教材・授業開発に係わる原理部分の考察研究がすすんでいる。その中で「つくる、あるく」という標語のもとにすすめられてきた理論の実践へのフィードバックの方法を、現在の状況においてどのように発展させるのかが中心課題となることが明確となってきた。 「教材データベース」については、初めての試みであり、初年度に必要な基本的な設計・方針が明らかにすることができた。

Strategy for Future Research Activity

1「実践的力量のある教員養成カリキュラムの開発」について:連携自治体・学校との協力関係を深めて、ますますの共同実施体制及びカリキュラムの向上・開発に努める必要がある。特に、近年開始した学習支援活動プログラムについては、事業の場だけではなく、それ以前の準備を通じた学生の力量向上についての研究をすすめる。2「地域教材・授業開発」について:授業開発研究室の理念である「つくる・あるく」の評価を進めると共に、地域教材・授業開発を通じた学生の実践的力量の形成について研究を進める。3「教材データベースの開発」について:これまでの成果の蓄積のデータベースへの反映と、蓄積したデータの地域への還元について考察をすすめる。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

「データベース開発」については、基本的設備を新調したために新たに機器を購入する必要がない。「実践的力量のある教員養成カリキュラムの開発」及び「地域教材・授業開発」については、研究協議及びフィールドワークのための連携自治体・連携団体等への旅費が必要である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2012

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 学生子ども・学級認識とボトムアップの学校経営の認識構造の連関―能動的観察・学級活動からの学校経営認識の深化に関する質的・量的併合分析2012

    • Author(s)
      栢野彰秀・玉井康之・近江道郎・西出勉・倉賀野志郎・山瀬一史・村上知子・八木修一・赤田裕喜彦・小林宏明
    • Journal Title

      北海道教育大学紀要(教育科学編)

      Volume: 第62巻第2号 Pages: 15頁-20頁

  • [Journal Article] オリビンレンガを活用した教材用製鉄炉の開発2012

    • Author(s)
      境智洋
    • Journal Title

      教育学の研究と実践

      Volume: 第7号 Pages: 35頁-44頁

URL: 

Published: 2013-07-10  

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