2011 Fiscal Year Research-status Report
新教員養成システムの効果検証研究―弘前大学教育学部を事例として
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23530976
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| Research Institution | Hirosaki University |
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Principal Investigator |
福島 裕敏 弘前大学, 教育学部, 准教授 (40400121)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊嶋 秋彦 弘前大学, 教育学部, 教授 (60113817)
長崎 秀昭 弘前大学, 教育学部, 教授 (80374809)
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| Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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| Keywords | 教員養成 / 効果検証 / 教職意識 |
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| Research Abstract |
弘前大学教育学部において2011年度から実施される新教員養成システムの効果検証を、以下の三つの作業を通じておこなった。１ 2011年度以降入学者の教職意識等の変容を追跡調査するため、アンケートを教育実習関連科目である「教職入門」の前後に実施した。２ それ以前の入学者との比較を通じてその効果検証をおこなうため、2012年3月卒業生に対するアンケートを実施するとともに、2011年3月卒業生に対するアンケートを分析した。前者については、2011年度以降入学者との比較を視野に入れて、従来の調査票を一部修正するとともに、本学部が目指す教員像にとって基礎的資質となる「共感性」に関する設問を加え実施した。後者では、2004年度以降の教員養成カリキュラムが目指す「自律的発展力」の育成などの面での効果がみられるようになってきていることを指摘した。その一方で、以前のようにカリキュラムの諸側面に対して異なる学生が適否を示すというよりは、カリキュラム全体に対する適否が顕著になってきていることが明らかになった。３ 教員養成システムの卒業後の効果を把握するための基礎データとして、2010年度以前入学者の教職入職後の変容を把握するため、2008年3月卒業生に対するインタビューをおこなった。人数は3名と限られたが、それぞれが直面する状況を理解し、他の支援も受けながら、課題解決に向けて努力する様子が覗え、そのことは自律的発展力をもった教員としての成長を示していると考えた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【研究実績の概要】に述べた内容は、交付申請書に記載した「研究の目的」、及び当該年度の計画に則したものであり、順調に進展していると判断した。 強いていえば、上記３のインタビュー対象者が、異動の年代にあたっているため、若干少なかったことが問題として挙げられる。
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| Strategy for Future Research Activity |
次年度以降も以下の三つの作業を継続しておこなっていく。１ 2011年度以降入学者の教職意識等の変容については、１・２年次の学生を対象にアンケートを実施していく。２ 2011年度以前の入学者との比較を通じてその効果検証をおこなうため、継続して卒業時におけるアンケートを実施するとともに、その分析結果を公表していく。３ 教員養成システムの卒業後の効果を把握するための基礎データとして、2010年度以前入学者の教職入職後の変容を把握するため、今年度同様、インタビューを中心としながらその変容を考察し、それらをもとに質問紙の作成も検討したい。 これら内容面に加えて、次年度以降は研究協力者をあらたに３名加えて、実施体制を強化することとした。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究費は、調査および成果発表のための旅費と、アンケート調査結果の入力・整理およびインタビューテープ起こしのための謝金を主たる費目として使用していく予定である。
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Research Products
(2 results)
