2011 Fiscal Year Research-status Report
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23530982
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
木村 競 茨城大学, 教育学部, 教授 (70241734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生越 達 茨城大学, 教育学部, 教授 (80241735)
新井 英靖 茨城大学, 教育学部, 准教授 (30332547)
河田 史宝 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (10451668)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 学級づくり / 生徒指導 / 健康教育 / 道徳教育 / 特別支援教育 / 学力 |
Research Abstract |
本研究は「学級力」を基盤として,クラス全体の心理・社会的能力と市民性を高める教育プログラムを開発することで,学級全体の学力を向上させることができる実践モデルを構築することを目的とする。そのために,これまでさまざまに実践されてきた生徒指導・健康教育・特別支援教育・道徳教育の内容と方法を一体化し,学力向上のための「学級力」を高める理論と教育方法を検討する。 具体的には,本研究では「学級力」を基盤とした学力形成モデルの構築のために,平成23年度は元小学校教諭等から実践報告をしていただき、その中でどのような活動を教育実践で展開すれば学力につながる学級づくりができるのかについて検討した。そこでは、(1)肥沃な土壌の中で生まれる「意欲」がとても重要であること、(2)教室の中の学びで終わりにしない実践展開が大切であること、(3)学ぼうとする力も含めた学力形成を教師が全体的に目指していることが大切であることが指摘された。また、国語科で鍛える子どもの基礎学力も重要であるが、それだけではなく、「国語の力は総合的な学習の時間や特別活動の中で生きる」こと、また、「特別活動で子どもたちの力が試される」ことが大切であると指摘された。そして、総合的な学習の時間や特別活動では、(1)生徒自身で企画をする特別活動と(2)異年齢集団で学びあう活動が効果的であることが報告された。こうした平成23年度の研究の成果をふまえ、平成24年度には健康教育や生徒指導といった個別の分野で活躍している教師に話を聞くことが必要であると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
教育実践の事例報告会を開催し、そこで報告されたものを文書化することができた。次年度につながる研究成果が残せたから。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、健康教育や生徒指導、道徳教育、特別支援教育などの分野で活躍している教師の実践を集め、そうした実践づくりを共同開発しながら、それらの教育実践が子どもの学力形成にどのように影響しているのかについて検討することが必要。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度は、健康教育や生徒指導、道徳教育、特別支援教育などの分野で活躍している教師の実践を集めるために、国内調査旅費を多く計上し、実践収集に努めたい。その過程で、実践を共同開発できる現場とつながり、教材開発などを行えると良いと考えている。
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