2011 Fiscal Year Research-status Report
ゲートキーパーとエンドユーザー同士の相互作用の経年変化の解析
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23530995
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| Research Institution | Shinshu University |
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Principal Investigator |
三崎 隆 信州大学, 教育学部, 教授 (70360964)
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| Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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| Keywords | gatekeeper |
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| Research Abstract |
臨床教科教育学会，gatekeeperとend userとの相互作用を授業において実践する『学び合い』に関する各種研修会等をはじめ，gatekeeperとend userとの相互作用に関する最新の情報の収集を行うとともに，共生教育を目指して異学年の授業形態を取りながら教師と児童，及び児童同士の関わり合いを重視しながら一人一人の個性を最大限に伸長しているオランダのイエナ・プラン校の学校経営及び授業の視察調査をはじめ，児童同士の相互作用を促す最先端の授業実践校（オーストラリアのパース日本人学校，西宮市立西宮浜小学校，糸魚川市立南能生小学校等）の情報収集を行った。 小学校第１学年における教育活動の調査場面をオーストラリアのパース日本人学校に選定し，選定した教育活動でのコミュニケーションに見られる会話と行動を授業記録機器によって記録した。また，小学校第２学年及び小学校第６学年における教育活動の調査場面を選定し（国内の最先端のgatekeeperとend userとの相互作用に取り組んでいる学校等），教科における児童相互の自由な教育活動を記録する映像記録機器及び音声記録機器を整備した。 対象年次と対象教育活動を選定し，当該学習者の学びの実態を調した。選定した教科における授業中に表出する児童同士の教育活動での相互のコミュニケーションに見られる会話と行動をすべて記録した。その調査結果から，授業中における児童同士のgatekeeperとend userの相互作用の実態を分析するとともに，トランスクリプトを作成し，各教育活動場面におけるgatekeeperとend userの発話と行動の実態の一部を分析した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オランダのイエナ・プラン校をはじめ最新の情報の収集を行うことができた。また，小学校の低学年における情報収集を進めることができたとともに，実際の小学校低学年における授業中の学びの実態を調査し，gatekeeperとend userとの相互作用の一端を記録し，分析に処することができた点が評価できる。
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| Strategy for Future Research Activity |
（１）臨床教科教育学会等の学会に参加し，小学校第２学年の児童を対象とする学習者相互のコミュニケーションの最先端の情報を収集するとともに，国内外の先進的な取組を行っている学校での現地調査を実施することによって，gatekeeperとend userの会話や行動について分析する。（２）前年度対象者が進級した児童を対象として，自由な探究活動を促す学習活動を位置付けた教育活動を選定する。また，当該教育活動の内容に対する当該学習者の関心や認識の程度，素朴概念等を調査する。（３）当該教育活動における学習者同士のコミュニケーションを申請設備備品等によって記録する。そのトランスクリプトから，gatekeeper及びend userの立場として出現する学習者を分析する。また，前年度の園児を追跡調査し，当該児童のコミュニケーションに見られる発話と行動の変容について，前年度と比較しながら質的に分析する。事後において，当該学習者の関心の度合いや認識の実態について調査し，概念形成の認知過程の変容を分析する。（４）前年度に協同的な学び合いを経験して進級した児童同士のコミュニケーションに見られる協同的な学び合いの進級後の実態を調査し，両者の共通点，相違点を明らかにするとともに，生活経験の同一性，異質性に依存する協同的な学び合いの共通点，相違点を解明する。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
授業記録に関する録音機器，記録用媒体，先進校視察旅費，情報収集旅費，論文投稿用費用に使用する計画である。
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Research Products
(1 results)
