2013 Fiscal Year Annual Research Report
アジア都市国家における「日本型授業研究・校内研修モデル」導入の可能性に関する研究
Project/Area Number |
23531001
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
久野 弘幸 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (30325302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
サルカルアラニ モハメドレザ 帝京大学, 教育学部, 准教授 (30535696)
田村 知子 中村学園大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (90435107)
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Keywords | 授業研究 / 教員研修 / カリキュラム・マネジメント / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
最終年次の研究成果は、研究成果発表として下記の通り報告を行った。①英国・ケンブリッジ大学「An Introduction to Lesson Study: A Useful tool for Teachers' Professional Development?」、②シンガポール・授業研究シンポジウム(SLSS)「Lesson Study: Beyond the Time, Beyond the Surface and Beyond the Lesson」、③ドイツ・カッセル大学「Lesson Study: A Useful tool for Teachers' Professional Development?」。また、スウェーデンで行われたWALS2013においてインドネシアの実践家・研究者とともに「Promoting Lesson Study as Teacher Research」の発表を行った。 研究期間を通して得られた第一の研究成果は、インドネシアにおいて「日本型授業研究・校内研修モデル」が導入され一定の浸透と成果を挙げていることから、同モデルが海外適用性を有することが明らかになった点である。その背景にはJICA(国際協力機構)による継続的な教育支援が深く関わっていること、幹事大学であるインドネシア教育大学の学内体制とプロジェクトリーダーのリーダーシップの充実、そして教員研修の充実を具体的な授業研究により取り組むという方法論が効果を発揮したことによる。その成果は、共著の形で以下の論文に記した。T. Suratno, H. Kuno(2013)Lesson Study Development in Asian Countries: Focusing on "School Improvement Program" in an Indonesian Primary School, 2013.
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